アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月14日)は、10:00~12:00に丸の内の東京商工会議所で

メンタルヘルスと労務管理の視点から見た「パワハラ・セクハラ」のリスクマネジメント

の講演を聴いてきました。

講師は、東京海上日動火災保険㈱本店広域法人部次長 兼 営業開発部参事の横山 昌彦氏。

実例や法的裏付けがしっかりしていて、医師や法律家の話よりもずっと説得力があり、勉強になりました。


さて、『マンガでやさしくわかるアサーション』(平木典子著、星井 博文シナリオ制作,サノ マリナ作画、(株)日本能率協会マネジメントセンター、1,500円+税)のお勧めです。

マンガでやさしくわかるアサーション

平木典子著、
星井 博文シナリオ制作,
サノ マリナ作画

日本能率協会マネジメントセンター

私の『マンガでやさしくわかるアドラー心理学 人間関係編』の編集を担当された(株)日本能率協会マネジメントセンター 出版事業本部 久保田 章子さんから贈呈いただいて一気に読みました。

著者は、アサーショントレーニングの日本への導入者であり、日本女子大学などの教授を経て、統合的心理療法研究所(IPI)所長(臨床心理士、家族心理士)の平木典子先生。
大物著者です。

「はじめに」では「アサーションとは『自分も相手も大切にする自己表現』から始まり、最後のPart4では「アサーションは、葛藤や対立をケンカやもの別れにしないコミュニケーションの方法ではありますが、『違い』を同じにするための説得法や同じ行動をとるための操作法にはなりません」と、アサーションに対する誤解を解き、「アサーションは、わかり合うことが必要なときにきちんと話し合うための考え方と方法であり、大げさに言えば世界平和のための私たちの足もとからの関わりづくりです」と説いています。

非主張的だった主人公の出雲三江がアサーションの先生の浅田翔子の教えに基づき攻撃的な上司の渋谷ワタルに対しても主張的になっていくプロセスが印象に残りました。

この本の真価は次の3つのところにあるようです。

1.マンガのストーリーと平木先生の解説文が実にマッチングが良いこと

2.この本でのアサーションの主張が明快かつシンプルであること
(ごちゃごちゃ入れ込み過ぎている同種の本が多い)

3.テクニックだけでなく基本的な態度プラス自己表現に現れるその人のものの見方・考え方が参考になること

実は、1.があまりにもインパクトが強かったので、編集の久保田さんに「平木先生のお名前でライターが書いたのでしょう?」と探りを入れたら、次の回答が返ってきました。

あの文章は、すべて平木先生が書かれました。
平木先生の文章は、非常に独特の味わいがあり、
絶対にライターさんが書いたらそれが消えてしまいますので、
かなりこだわって、必ず平木先生に書いてもらうことにしようと決めていました。

これまで出した本と、徹底的に差別化をはかりたい、
というこだわりをお話してくださり、
そのひとつとして、マンガとの融合を意識していただきました。

納得かつ脱帽でした。

一部の方はお気づきかと存じますが、シナリオ制作の星井 博文さんと作画担当のサノ マリナさんは、私の『マンガでやさしくわかるアドラー心理学 人間関係編』と一緒で、1か月前に出ています。

マンガでやさしくわかる
アドラー心理学 人間関係編
岩井俊憲著、
星井 博文シナリオ制作、
サノマリナ作画
日本能率協会マネジメントセンター

だとしたら、売れないはずはありません。

 
ところで、『マンガでやさしくわかるアドラー心理学 人間関係編』 が発売早々重版がかかった秘訣は日本能率協会マネジメントセンターの販売努力がなせる業です。

紀伊國屋書店ららぽーと横浜店の陳列ぶりをご覧ください。

書店には、下の写真のようなPOPが。

日本能率協会マネジメントセンターさん、ありがとうございます。
御社から出していただいて幸せです!

<お目休めコーナー> 9月の花(15)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月13日)は、ヒューマン・ギルドの研修室で秋季開催 アドラー・カウンセラー養成講座 の4日目を行っていました。

カウンセリングに関する講義や質疑応答を行い、続いて早期回想の読み取り演習を行いました。
受講者の早期回想解釈の力がめきめき上達しています。

続いて、私をクライアント役にして12人がカウンセラー役を体験、カウンセリングの醍醐味を味わっていただきました。
最後は、4人一組でのカウンセリング演習。

これで秋季開催 アドラー・カウンセラー養成講座 の半分を終えたことになります。

さて、「ライフスタイルは変わる」シリーズの8回目、そして「我がライフスタイル」のその6になります。

今までは、父親の家族価値、家族の雰囲気の影響によって、私のライフスタイルに「倹約しなければならない」という「信念」が植え付けられ、そのことがライフスタイル形成後の体験によって強化されてきていたことを述べ、特に前々回から前回にかけては、その信念と行動にメリットとデメリットがあることに触れ、カミさんのひと言によって「心の整理」の大きな変革期がやって来つつあることを書いてきました。

変革期のうねりの1つは、9月1日の朝、愛媛県の道後温泉山の手ホテルでゆったりと朝食を摂っているときに到来しました。

温泉にもつかって、ハイクラスのホテルでたたずんでいるときに、ふとこんな思いが浮かんできたのです。

「私を金銭的に束縛するものは今、何もない。もはや倹約の信念は開放して、もっと自分を喜ばせてもいいのだ」

私はヒューマン・ギルドを30年間経営してきましたが、実際はそのうちの1/3は、存続が危うい状態でした。つぶすのは簡単でした。私が諦め、個人的な資金を投入しなければ存続は不可能でした。

私は、一度生み出したヒューマン・ギルドを何としてもこの世に残し、そしてアドラー心理学を伝え続けようと、ありとあらゆることをやってきました。
そのためにある時期は、個人も会社もできるだけ切り詰めながら生活していかなければならなかったのです。

しかし、今や状況は変化しています。夢は叶いました。
ヒューマン・ギルドは、無借金企業になりました。
個人的にも負債は住宅ローンだけです。

私は、カミさんやスタッフに恵まれています。
今では、最高に幸せな60代後半の人生を生きる男です。

私自身が大切な人からのフィードバックを受けつつ、アドラーの次の言葉をもとに、倹約の信念と生活を開放してあげようと決断したのです。
私に大きな影響を与えてくれた父と、私を支援し続けてくれた人たちに「ありがとうございました」と心からの感謝を捧げながら。

「一般的にいって、個人のライフスタイルを変えるもっとも有効な方法は、誰か心理学やこれらの意味の理解のトレーニングを受けた人の助力を得ることである。そのような人は、もともとの誤りを発見することを助け、より適切な意味を提案することができる」(『人生の意味の心理学 上』P.20)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月13日)は、午前中に電話カウンセリングを1件こなし、13:30~19:00に秋季開催 アドラー・カウンセラー養成講座 の3日目を行いました。

研修の柱はまず「早期回想解釈がたちまち上手になる7つのコツ」をもとにライフスタイル分析のための早期回想の読み取り訓練

 

そして、カウンセリングのデモンストレーション(公開カウンセリング)でした。

私は、一般向けに公開カウンセリングを行いませんが、講座の中ではしっかりとモデルをお伝えします。

早期回想解釈、そしてカウンセリングに関して、受講者の方の関心とそれに基づく質問が実に的確であることに感銘を受けました。

講座が終わってからは HANUMAN'S NINE 9 でタイ料理を食べながら12人で懇親会を行いました。

会話も弾んで、講座も懇親会も楽しかった!

さーて、今日の4日目も全力を尽くそう。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月11日)は、かんき出版編集部の谷内志保さんから『マンガでよくわかるアドラー流子育て』(宮本秀明著、岩井俊憲監修、1,300円+税)が発売1カ月で早くも重版のご連絡をいただきました。早くも大台です。

マンガでよくわかるアドラー流子育て
宮本秀明著、岩井 俊憲監修
かんき出版

かんき出版は、編集と営業が実に協力的な出版社です。


15:00~16:50は、某大手新聞社の文化部のM記者がご来社。
嫁・舅姑、ダブルケア(子育てしながら親の介護をすること)の話題について取材していかれました。

M記者は、取材に先んじて私の『アドラー流 人をHappyにする話し方』(三笠書房王様文庫、590円+税)を読んでおられました。

アドラー流 人をHappy
にする話し方 (王様文庫)
岩井 俊憲
三笠書房

M記者は、直球でボンボン迫ってくる方なので、話をしていてとても痛快でした。

どんな記事になるかわかったら、このブログで紹介しますね。

さて、「ライフスタイルは変わる」シリーズの7回目、そして「我がライフスタイル」のその5になります。

前回は、倹約することのメリットを5つ書きました。

しかし、デメリットもあります。
そのことについて気づかされたのは、カミさんからのフィードバックでした。

カミさんを含めた4人で会食する設定役を私が担って、あるレストランを予約したことを伝えたら、カミさんは「え、あの店を予約したの!」と驚きました。
私としては、まあまあレベルの店なのですが、彼女は、その席には彼女を除く3人の社長が集う場であることを重視したのです。
私は早速別に店に予約し直しました。

彼女は私にこんなことを言って警告してくれます。

「しゅんけんさん(彼女は私を「としのりさん」でなくこう呼びます)は、いいとこのお坊ちゃん育ちなのに、うらぶれたのが好きなのね」

これは痛いフィードバックです。
私のライフスタイルの「倹約しなければならない」という「信念」にグサッと斬り込む言葉でした。

倹約することには、メリットも確かにあるのですが、次のようなデメリットがあります。

デリット
1.ブランド品に関心がないので、流行を把握する感性がない。
2.買ったものを必要がなくなってもいつまでも保存している。
3.モノを捨てることに罪悪感を抱きがち。
4.「安かろう、悪かろう」の買い方をすることがある。
5.レストランでの食事や買い物について楽しめない。

私は現在、ある方の本の監修を引き受けていて、その本の中に「モノの整理の前に心の整理」という言葉がありました。

わたしにとって「心の整理」の大きな変革期がやって来たのかもしれません。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月10日)は、1日の大半を福岡市で過ごし、22:00近くに帰宅しました。

前の晩から昨朝にかけての東日本の記録的豪雨のため私の出身地の栃木県鹿沼市で黒川が決壊したニュースが伝わってきたので、川沿いに家がある、すぐ上の兄に電話したり、案じたりしていました。
鬼怒川の決壊による茨城県の大被害、心から無事をお祈りいたしております。

昨朝は、福岡で9時少しを過ぎたころに私がお世話になっている研修などの会社の専務取締役を務められたYさんと1時間ほどスタバでお話しし、その後は、市内のある美容系の専門学校をお訪ねしました。
いわゆる営業です。研修のご依頼をいただけそうな感触を得ました。

写真は福岡市役所前の小便小僧の写真です。

午後は、一般財団法人 地方公務員安全衛生推進協会 主催の 平成27年度 消防職員安全衛生研修会(福岡会場)で14:40~16:40に私の2時間講演(実際は研修)が予定されていたのですが、時間の余裕があるので、その前の13:00~14:30の消防職員の現場活動に関するストレス対策」(筑波大学教授の松井 豊先生ご担当)の講義をお聞きしました。

松井先生は、長らく東京消防庁の惨事ストレス対策に関する専門指導員や総務省消防庁の「消防職員に現場活動に係るストレス対策研究会」委員などをお務めの方で、講演の中に阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件、JR西日本福知山線脱線事故、東日本大震災の話題を生々しく出しておられました。

私は講演を聴きながら『嫌われる勇気』の小見出し「トラウマは、存在しない」について、アドラー心理学を学び、伝える人間としてあらためていかがなものかと感じました。

「トラウマは、存在しない」は、一部の読者受けする表現かもしれませんが、アドラー派を代表する見解ではないことを何度もお伝えしておきたいです。

詳しくは、2015年08月24日付けブログ アドラー心理学で《トラウマは存在しない》は定説なの? をお読みください。

私の14:40~16:40に行った2時間講演「メンタルヘルスケアーセルフケア~自分への勇気づけ」は、いつもの2人一組により、松井先生の講義とは打って変わって受講者を元気にする展開で進めました。

◆ヒューマン・ギルドの企業・自治体研修及び教育機関向け研修については こちら をご覧の上お問い合わせください。

<お目休めコーナー> 9月の花(10)

 

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月9日)は、9/23、10/3、10/24の3日間、NPO法人日本交流分析協会関東支部 主催で行う

 特別研修「アドラー心理学(入門)講座」

が大人気である旨の連絡が入りました。

NPO法人日本交流分析協会関東支部 でもアドラー心理学を3日間も行うのは初めてですし、私自身も外部でアドラー心理学をがっちり3日間も教えるのは初めてです。
どういう反応が返ってくるでしょうか。

18:15羽田発の飛行機で台風の中を福岡にやって来ました。

今日、こちらで消防職員を対象としたメンタルヘルスの講演を行います。

早めに羽田空港に到着して、出発便を待っていたら、某大手新聞社から家族関係(特に嫁姑問題)に関する取材依頼が入っていて、電話で記者の方と話をし、11日(金)にご来社が決まりました。
何だか楽しみです。

◆ベネッセの 「ウィメンズパーク」「親のこと」 のコーナーの中の「専門家に聞いてみました」に2014年1月15日に一気に掲載された次の文章がきっかけだったようです。

伝える力と聴く力

実父母と良好な関係を築くために

義理親と良好な関係を築くために

親を勇気づける


さて、「ライフスタイルは変わる」シリーズの6回目、そして「我がライフスタイル」のその4になります。

今までは、父親の家族価値、家族の雰囲気の影響によって、私のライフスタイルの中核的な部分に「倹約しなければならない」という「信念」が植え付けられ、そのことがライフスタイル形成後の体験によって強化されてきていたことを述べていました。

ただし、言い訳をしておけば、私は人に対して倹約を押し付けることをせず、自分自身に対する自制の意味での倹約の信念があることは、身近な人ならばご理解いただけると思います。
その意味では、出し惜しみをしたり「ケチ」であったりすることとは違うことを弁解しておきます。
また、私の父親同様、ここ一番の時は、大きなお金を動かすことにびくびくしていません。

それでも、考えてみれば、倹約することには、メリットもあればデメリットもあります。

メリット
1.ブランド品に関心がないので、流行に追われて高いものを買う習慣がない。
2.買ったものをいつまでも使い続けることをしている。
3.「もったいない」精神により、エコロジーに貢献している。
4.いざという時のために蓄えることができている。
5.モノを安く買う技量が育っている。

2.の一例を書きます。

8月のある日、半袖のシャツとズボンを身につけました。
両方とも日本橋馬喰町のエトワール海渡で37年前ほど前に買ったものでした。
ズボンは、夏物の背広上下のズボン部分、半袖シャツはその時夏物として購入したものでした。

ただ、デメリットもあることに最近気づきました。
この話は次回に。

<お目休めコーナー> 9月の花(10)

 

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月8日)は、会社に手伝いに来ていたカミさんとオフィスの近くのレストランで昼食と夕食を食べました。

お昼は MARTINIBURGER でハンバーグ。

この店はヒューマン・ギルドから江戸川橋に向かって3分ほどの店。
初めて入りましたが、話題性のありそうな店です。

夜は HANUMAN'S NINE 9 でタイ料理。
ヒューマン・ギルドを右に出て30メーターの店です。
貸し切りで懇親会をやってみたい気分になりました。

価格交渉も成立しています。

さて、「ライフスタイルは変わる」シリーズの5回目で、そのうちの「我がライフスタイル」の3回目です。

私のライフスタイルの中で倹約を重んじる父親譲りの価値観がどのように強化されたかが今回のテーマです。

私が高校生までは、父に要求すると、百科事典でもオーディオでもほとんど買ってもらえました。
小学生の高学年のころ、近所のおじさんが剣道を教えてくれるというので、2人分のセットの交渉をすると、その晩に八十八(やそはち)という古道具屋に行って、値引き交渉の末買ってもらったことを思い出しました。

少額の金額の要求をすると、こういう時は「何に使うんだ」と聞かれ、私はだいたい「本を買う」と答えていました。
しかし、現実には本を買うことは2割くらいしかありませんでした。

しかし、大学1年生の2月、父親が経営する従業員350名ほどの会社が倒産しました。
地元の新聞の第1面に出たほどの大きな倒産でした。

大学2年生の兄と、1年生の私の仕送りはストップ。
母は、私に200万円を預け、「このお金で兄弟2人の大学生活をまかないなさい」と言いました。
それ以来の大学生活で私は倹約生活をせざるをえなくなりました。

大学2年生になって、長兄が会社を始めたので、夏休みにはその会社で職工兼経理担当兼運転手、夜は近所の中学生の家庭教師、夜中は年の離れた従兄弟の経営する会社で夜警の仕事をしたこともあります。

就職した会社も、一時期は羽振りがよかったのに、不景気になるとケチケチの風土になり、「電話はなるべく短く」のスローガンで、長電話していると、総務課長から警告を受ける会社になり、そのうち従業員の半分を整理する、いわゆるリストラの推進部隊に属し、私自身も退職することになったわけです。

昔のことをだらだらと書きましたが、ライフスタイルの中核を構成する信念が、自分の直面する事態に遭遇して強化されるという話でした。

<お目休めコーナー> 9月の花(9)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月7日)は、宝島社の編集ご担当の方から『ありのままの自分を認める ― 人生を成功に導くアドラー心理学』(1,300円+税)4,000冊の増刷(第3版)のご連絡がありました。
これで累計2万部を超えることになります。

ありのままの自分を認める ~
人生を成功に導くアドラー心理学
岩井 俊憲
宝島社

同じ宝島社発刊の『7日間で身につける! アドラー心理学ワークブック』(1,000円+税)の売れ行きもアマゾンをはじめ順調です。

7日間で身につける!
アドラー心理学ワークブック
岩井 俊憲
宝島社


さて、「ライフスタイルは変わる」シリーズの第4回目です。
今回も私のライフスタイル形成に影響を与えた「家族価値」「家族の雰囲気」について書きます。

私の父親は、倹約をモットーにする人でしたが、投資するときは、とても大胆でした。
単なるケチケチではなく、倹約して蓄えたお金を必要なときは大きく使う人でした。
一方の母親は、どちらかと言うと浪費家で、和服など死んだときは50着以上あったでしょうか。
食べ物も、うな丼、寿司、酢豚など頻繁に出前を取っていました。

子どもは、家族価値に関して親の影響を受けますが、家族価値は父と母が一致しているとは限らないが、その場合は、どちらかの親の影響を受ける、としていますが、私は確実に父親の影響を受け、浪費をしないタイプになっています。

また、私は末子であるためもあって、家族の雰囲気としては、親の干渉を受けずに育ったため、人から支配的・操作的な扱いを受けることが大嫌いです。

誕生順位による特性としては、末子の特徴として上のきょうだいや、家に集う人たちを観察しながら育ったため、確実に上のきょうだいよりは人間観が豊かになり、きょうだいの中でも彼らの失敗からも学んでいる分、要領がいい人間になっています。

ところで、家族価値に話を戻します。

父親の家族価値を受け継いだ私は、お金の使い方は平素は倹約気味になりました。
その表れとして、次のようなエピソードがあります。

最初の結婚の結納の調度品を買いに行ったときです。
私は、父がいつもしていたように値引きを要求して負けてもらいました。
その際に、こんなことを言われました。

「長いことこの商売をしているけれど、お祝いの品を値引きさせられたのは初めてだ」

私が父親から受け継いだ倹約を重んじる価値観は、ライフスタイルとして10歳くらいまでに確立された後も、その後の経験によって強化されることを次回にお伝えします。

<お目休めコーナー> 9月の花(8)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月6日)は、父の27回忌、母の23回忌の追善供養のため実家の菩提寺、お清めの席、実家に家族3人で行ってきました。
この1日は、私自身のライフスタイル形成への影響を振り返る好機でした。

お寺は浄土宗の雲龍寺。
岩井家の墓誌に残る一番古いご先祖は、元禄14年と書かれていました。

西暦では1701年に相当しますから300年以上も前です。
父は岩井家15代の本家の跡取りでした。

15部屋もある家には、私が子どもの頃いつもお手伝いさんが2人ほどいました。

5人きょうだいのうち上の3人は、小学生の頃家庭教師がついていました。
しかし、下の2人には、両親が子育てに疲れたからか、家庭教師などいなくて、放任主義の家族の雰囲気になっていました。
私は親から「勉強しなさい」「宿題をやったの」と言われたことは一度もありませんでした。
ですから小学生時代は、勉強をほとんどしませんでした。
 

ただし、勉強よりも運動を重んじる家族価値があって、家の中で相撲、柔道、ボクシングどころか走り高跳びまでやっていました。
そのため、小学校6年生を終わるときに栃木県学校教育連盟委員長からも「健康優良児」で表彰されました。
(これは昨日、甥の嫁さんから渡された表彰状です)

我が家はかなり裕福で、私の学生服はカシミヤの生地でテーラー菅沼が作っていたオーダーメイドでした。

しかし、愛知県出身の父親はかなりの倹約家で、私が父母の間で寝起きしていた部屋には、有名な書道家に書かせた「倹約」の文字が目に入りました。

今は外されていますが、上の写真の窓の上に大きな額がありました。

いいものにはお金をかけることしますが、無駄なことにはお金をかけない、あるいは、できるだけ安く買おうという主義の父親でした。
私の古い思い出(早期回想)の一つは、父親と一緒にお店に行って、父親が商店主に値引きを要求しているシーンです。

このようなことが私のライフスタイルにどう影響しているかは、次回語ります。

<お目休めコーナー> 9月の花(7)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月5日)は、大阪の天満橋の國民會舘12階の武藤記念ホールで13:10~14:20に特定非営利法人 COCONET(カラー・コミュニケーション・ネットワーク)関西支部主催の「カラー・コミュニケーション・フォーラム2015関西」で講演をしてきました。

会場は大阪城がくっきり見える場所。

11:30に株式会社 フラックス.代表取締役 山内暢子さんが私を待ち受け、昼食をご一緒しました。

総数は140名ほどだったでしょうか。
ヒューマン・ギルドの関係者がたくさんいらっしゃいました。

 

タイトルは 苦手意識を変える勇気 ― もう人間関係で悩まない!」

3人一組で、時々討議や演習を交えて進めていきました。

私の講演に続いて山内暢子さんの「人間関係の苦手意識を克服する ― 色に秘められたコミュニケーションの極意」のご講演。

最後は、西崎未知さんの司会で山内さんとのパネルディスカッションを16:30まで。

この日のために70冊ほど本をお届けしていたのですが、2冊~3冊単位でお買い求めの人たちが続出。
ご希望の方にその方のお名前と、その人に合った言葉を添えてサインをしたら、完売。
参加者の熱意を見せつけられた日となりました。

<お目休めコーナー> 9月の花(6)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

つながる勇気 (アドラー心理学が
よくわかる動物たちのフォトブック)
岩井 俊憲
マキノ出版

 『つながる勇気 (アドラー心理学がよくわかる動物たちのフォトブック)(1,000円+税)の編集を担当されたマキノ出版 書籍編集部の河村伸治さんからお手紙と『つながる勇気 (アドラー心理学がよくわかる動物たちのフォトブック)』の韓国版の2冊が届きました。

ソフトカバーではなく、ハードカバーですので、高級感もあります。
動物写真を使って紹介したアドラー心理学が、韓国の人たちに、どのように受け入れられるのか、反響が楽しみですね。

のメッセージが書かれていました。

韓国版としては、最近の本では『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』『マンガでやさしくわかるアドラー心理学 2 実践編』に続きます。

韓国のやることは早いです。

<お目休めコーナー> 9月の花(5)

 

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健著、ダイヤモンド社、1,500円+税)のP.243~244のところで哲人がこんなことを語った部分があります。

「アドラー心理学をほんとうに理解して、生き方まで変わるようになるには、『それまで生きてきた年数の半分』が必要になるとさえ、いわれています」

そして、40歳から学び始めたらプラス20年が必要で60歳までかかり、20歳で学び始めた場合にはプラス10年で30歳までかかる、と語っています。

これは実は、アドラー心理学の定説でもなく、岸見さんの独断です。
ルーツを探ると、彼の師にあたる人が子育てに関して語っていたことを岸見さんは曲解しているのだと思います。
今まで生きてきた期間プラス半分がかかるならば、ライフスタイルを変える努力をする人はいなくなります。

岸見さんの別の本『叱らない子育て』(学研パブリッシング、1,300円+税)の第4章の「ライフスタイルを変えるために」のところでは、「ライフスタイルは自分で選んだものなので、いつでも変えることができます」としながらも、「今のライフスタイルを別なものに変えると、たちまち次の瞬間に何が起こるかわからないので、ライフスタイルを変えようとしないのです」と書いています。

ライフスタイルが簡単に変わることを印象づける記述もあります。

アドラーが彼のイギリス人の弟子のシドニー・M・ロスに対して語った、性格が「死ぬ1・2日前」(『アドラー心理学教科書』『アルフレッド・アドラーの思い出』参照)まで変わる、も極端です。
おそらく可能性についてジョーク気味に語ったものと思われます。

私のカウンセリングや研修での観察によれば、「ライフスタイルが変わる」レベルをどの程度に設定するかにもよりますが、3カ月~6カ月で変わっているケースを見ております。

あえて今までと違った思考・感情・行動のスタイルを自覚的な努力を払って変えようとし、思考・感情・行動の従来パターンが出てしまいそうな「その瞬間」を捕らえて、あえて違うパターンに切り替える訓練を度重ねていけば、ライフスタイルは変わります。

このことについて詳しく書いた本が『アドラー心理学が教える 新しい自分の創めかた』(学研パブリッシング、1,400円+税)です。

アドラー心理学が教える
新しい自分の創めかた
岩井 俊憲
学研パブリッシング

ただし、そのためにはカウンセリングを受けたり、研修を受けて仲間と切磋琢磨しながらチャレンジし続けたりすることが欠かせません。

ヒューマン・ギルドで行うカウンセリングや各種の講座は、そのために役立っています。

<お目休めコーナー> 9月の花(4)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

午前中に市ヶ谷に行ったついでに文教堂市ヶ谷店に寄ったら、『マンガでやさしくわかるアドラー心理学 人間関係編』(日本能率協会マネジメントセンター、1,500円+税)が『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』『マンガでやさしくわかるアドラー心理学 2 実践編』と共に平積みになって置かれていました。

 

日本能率協会マネジメントセンターは、個別にPOPを作って拡販に努めてくれているようです。

さて、今日からしばらく「ライフスタイルは変わる」のシリーズで何回か書いてみようと思っています。

まずは、本を読むことでライフスタイルを変えることに取り組んでいる2人の方をご紹介します。

一人は名古屋にお住まいで、現在秋季開催 アドラー・カウンセラー養成講座 を受講中の 和田博正さん です。

和田さんは、じんせいのみちくさ で私の『アドラー心理学が教える 新しい自分の創めかた』(学研パブリッシング、1,400円+税)について【おすすめです!】新しい自分を創めてみませんか?
として、一部簡略化すると、次のように書いていらっしゃいます。

今年の6月に発売された
「アドラー心理学が教える 新しい自分の創めかた」
(著者:岩井俊憲)
という本を読み、私は改めてこれからの新しい自分を
創めてみよう! と決意しました!

自ら「うつ」を経験し、会社を休職・復職を繰り返し、
行き着くところ退職することになった私の人生を、
やはり悲観することが多かったと思います。

過去にあった出来事は消せはしないものの
その過去を引きずる必要はないと、アドラーは教えてくれます。

そして、この本の冒頭に
「これまでの人生とこれからの人生は関係ありません!」
と書かれています。

私も、この本を読んでさらに「新しい自分」を
創める決意をいたしました。

アドラー心理学が教える
新しい自分の創めかた
岩井 俊憲
学研パブリッシング

もう1人は、長野県駒ケ根市にお住いで、11月28日(土)に私を駒ケ根に招いて「勇気づけの子育て」「勇気づけの自分育て」の講座を開いてくれる、勇気づけコミュニケーションサポート駒ケ根の代表の 木下暁子さん です。

木下さんは『マンガでやさしくわかるアドラー心理学 人間関係編』 のご感想と絡めて、楽々の日々 のブログで

アドラー心理学 人間関係編 私の場合
アドラー心理学人間関係編 私の場合2
アドラー心理学人間関係編 私の場合3

として連続で書いていらっしゃいます。

マンガでやさしくわかる
アドラー心理学 人間関係編
岩井俊憲、星井 博文、サノマリナ
日本能率協会マネジメントセンター

ただ、お2人に共通していることは、本だけでなく講座も受講しつつ、本も有効に使っていらっしゃることです。

和田さん、木下さん、ありがとうございました。
今後に期待していますよ。

<お目休めコーナー> 9月の花(3)

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月1日)の朝は、愛媛県松山市の道後温泉のオールドイングランド 道後山の手ホテルで目覚め、一風呂浴びて学校法人 河原学園 河原医療大学校 に向かいました。


(道後温泉のからくり時計)

 
(河原医療大学校入口)

学校法人 河原学園 グループでは10年ほど前に「授業運営技法」の講座を教員向けに何度か担当させていただいていたのですが、10年ぶりのお声がかかりでした。

参加者は、河原医療大学校 の教員の他に他校の方も数名交じった42名で行いました。

タイトルは以下のとおりで、テーマは「学生の休退学を予防するために何ができるか?」でした。

私は、休退学防止のために次の4つの提案を行い、それに基づき10:00~17:00の講座を展開しました。

念入りなリレーションづくり
教師の授業スキル向上
教師の個別対応技法
勇気づけのクラス運営

演習、デモンストレーションも丹念に行い、遠藤事務局長からは「岩井先生を久しぶりにお招きしてよかった」と言っていただきました。

9月も他の月と同様、かなり講演・研修を行いますよ。

◆ヒューマン・ギルドでは、専門学校・大学の教員対象の研修をかなり行っています。
教育機関向け研修については こちら をご参照ください。


<お目休めコーナー> 9月の花(2)

 

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

8月最後の昨日(8月31日)は、11:00にカミさんと新宿のアイランドタワーにある キノブックス をお訪ねしました。
途中《LOVE》マークのところでカミさんとのツーショット写真を撮ってきました。

ご応対くださったのは、 キノブックス の代表取締役の古川絵里子さん(写真左)と編集担当の小此木千恵さん(写真左から2番目)。

1カ月以上遅くなってしまったのですが、キノブックス から『親と子のアドラー心理学―勇気づけて共に育つ』 (1,300円+税)を出させていただいたお礼と、古川さんの7月1日付での社長就任のお祝いのためです。

うれしいことに、ヒルトンホテルでランチをご馳走になってしまいました。

親と子のアドラー心理学 
勇気づけて共に育つ
岩井俊憲
キノブックス

 キノブックス では、特設サイト を設けてくれていることもあって、間もなく重版が予定されているのだそうです。

私が古川さん、小此木さんから学んだことは、編集に関しての弾力性でした。
本来は、カミさんの育児日記をもとに私が語ったことをもとにライターが書くことで進んでいたものが、カミさんの協力も得て全面書き直しに応じてくださったことです。

そのため予定よりも4カ月ほど刊行が遅れてしましましたが、支配・操作する親よりも尊敬・信頼・共感する親のあり方を貫く本が出せたことが満足感でいっぱいです。


夜は愛媛県の道後温泉に来ています。


(道後温泉本館)

宿泊先はオールドイングランド 道後山の手ホテル。
クラシック調の落ち着いたホテルです。

 温泉にも浸かり、ツインのシングルユースに宿泊です。

お陰様で8月は6日間も温泉をエンジョイできました。

<お目休めコーナー> 9月の花(1)

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