今年の「毛虫被害」では、紫陽花についで、葉を食い荒らされた「ギボウシ」だが、花は、何事も無いように咲いてくれた・・・有難い事。
7月1日、久しぶりに「雨の日」という感じに降り続いています。
書道教室に一緒に通っている友人が、「隷書」のお手本が欲しいというので、本屋さんに同行したのですね。
友人は、何事も、きっちりとしているので、私のようにイイ加減な書き方をしないし、納得できないと書けないと言うのです。
ちょっと、私の心も揺らぎましたが、いやいや、この前に、手持ちの本を、ヒイヒイしながら片づけたばかりではないか・・・と、言い聞かせました。
本屋さんで、友人が本を選んでいる時、ふと、目が留ったのが、「山頭火」の文字で・・・
私、俳句など、全く、分かりませんが、「山頭火」の感性は好きなんですね、以前に買った本も、手放さずに持っています(殆ど、読まないのですが・・・)。
で、思わず手に取って、パラパラとめくってみると、これまた、好みの「書」が載っていたのです。
もう、ダメですね・・・何の学習能力も為さずに、買ってしまいました。
家に帰ってから、その中の一句を、またまた、お得意のイイ加減筆法で、真似て書いてみました。
とても、筆の運び具合が良いのです。
「般若心経」を、一回でも、完成させたいと、もう、数年、目の前に置いてありますが、手に付かないのです。
それは、きっと、お経の内容が分からないから・・・と、勝手に、屁理屈を言って正当化していますが、多分、それは正しいと、これまた、勝手に、納得しているのですね。
この「山頭火」の俳句を書にしたのは、永守蒼穹という方ですが、私が、素直に受け入れられるのは、おこがましくも、永守氏も私も、「山頭火」の感性に共感している事からくる感動だと思ったのです。
「般若心経」は、もうしばらく、眺めていようと思っています。
しばらく振りで、落ち着いた気分になれたのは、昨夜から降り続いている、この雨の音のためかも知れません・・・大自然の効用です。