唐時代 孫過程筆 「書譜」から・・・「張邁鍾之意也」
如何に暇といっても、「第二次草取り週間」の宣言は、この雨(まして台風)では無理で、戸外に出る事もかなわず、それならばと、少し、真似書き(臨書)をしてみた。
私は、すべての基本だと承知しながらも、「楷書」が嫌いで、課題であれば、一応は、数枚書く(当然のことで、威張る事はない)。
だが、頭が痛くなるし、肩は凝るし・・・イイ加減なところで、ギブアップするのが常なのだ。
先生は出来た方だから、ダメとは言わないが、きっと、ど~しようもない生徒だと思っているだろう事は分かっているが・・・
だから、時間中でも、息が詰まると、草書やかな文字で、気分転換をしている。
友人に、書道の先生がいて、時折、書の展覧会などを、付き合って貰っている。
何時だったか、「台北故宮博物院展」に行った時、そんな話を友人にしたら、友人ご推薦の「孫過程の草書」を教えてくれた。
さっそくその場で、参考書を買ったものの、全く、参考にすることなく、放置していたのを思い出した。
「原本」を、眺めても、見つめても、何と書いてあるかさえ分からないが、でも、「草書」と言えども、字のキレが良いのだ(あくまで、素人判断で)。
「良いなぁ・・・好きだなぁ」と見入ってしまった訳で・・・早速、ご指導に従って、「臨書」にトライしてみた。
ホントに、間違いなくのイイ加減書道だから、出来上がったものが、「臨書」とは評価出来ないのは明らかだが、とても、筆の運びが気持ち良いのだ。
10~15枚くらい書いてみた。
何となく、理想の人に出合えたような・・・そんな思いがする(ま、素人の犯す最たる失言なのだ)。
まだ、筆(字)の流れを掴んでいないので、途中で、考えたり、お手本をみたりするから、息継ぎで流れが途切れてしまう。
もう少し、書きこんでから、来週の書道教室で、先生に見て貰おうと思っているが・・・お楽しみというところかな。
すぐに、完成品を想像するワルイ癖だが、半切紙で2行くらいなものに挑戦したい。
雨の中でも、咲き始めた朝顔だが、その後の、強い雨で、皆、頭を垂れてしまった・・・台風の時ぐらい休んだらいいのに・・・と思ったりするのです