○永青文庫 夏季展『熊本のやきもの-八代焼』
http://www.eiseibunko.com/
展示品の主となるのは、別名を高田焼(こうだやき)とも言われる八代焼である。永青文庫のサイトには、茶色の地に大きな牡丹の花を描いた陶器の写真が上がっていて、ふーん、磁州窯に似ているかしら、と思って出かけたら、ぜんぜん違った。
初期の作品は、褐色や黒色を用い、厚手で古拙な味わいがある。しかし、江戸中期以降、青緑色の地に、白泥の象嵌で繊細な花鳥文様を描いたものが主流である。ひとことで言えば、高麗青磁そっくり。今でも韓国の博物館や観光地のお土産屋さんで見るやきものそっくりだった。
まあ、九州のやきものは、有田だって伊万里だって、朝鮮半島から連れて来られた陶工の存在なしには、あり得なかったわけだが、これほど似ていると、どうして独自の発展をしなかったのか、ちょっと不思議である。
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展示品の主となるのは、別名を高田焼(こうだやき)とも言われる八代焼である。永青文庫のサイトには、茶色の地に大きな牡丹の花を描いた陶器の写真が上がっていて、ふーん、磁州窯に似ているかしら、と思って出かけたら、ぜんぜん違った。
初期の作品は、褐色や黒色を用い、厚手で古拙な味わいがある。しかし、江戸中期以降、青緑色の地に、白泥の象嵌で繊細な花鳥文様を描いたものが主流である。ひとことで言えば、高麗青磁そっくり。今でも韓国の博物館や観光地のお土産屋さんで見るやきものそっくりだった。
まあ、九州のやきものは、有田だって伊万里だって、朝鮮半島から連れて来られた陶工の存在なしには、あり得なかったわけだが、これほど似ていると、どうして独自の発展をしなかったのか、ちょっと不思議である。