見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

蘭州・寧夏から内蒙古2010【4日目】固原→中衛

2010-08-22 02:32:08 | ■中国・台湾旅行
■固原博物館

 日曜の朝、博物館が開くまでの間、近くの小高い丘を散策。昨日、車で超えてきた伝説の六盤山を遠望する。固原博物館は、寧夏回族自治区の「省級」博物館。立派な建物だが、展示品は複製が多いように感じた。

■戦国秦漢長城

 固原の市街地を離れてすぐ、高速道路と交差する長城遺址(看板の表記は「秦長城」)を観光するため、しばし停車。

■須弥山石窟

 中衛に向かう途中、須弥山石窟を観光。北魏から隋、唐に造営された130余りの石窟が赤土の斜面に張り付いている。中心となる大仏楼をはじめ、露天に剥き出しの石窟もあれば、覆い屋がかぶせられ、円光寺・相国寺・桃花洞などの名前で呼ばれているものもある。円光寺(圓光寺)と呼ばれる石窟では、優れた造形に感銘を受けたが、常住の尼僧と現地ガイドの女性にガードされて写真を撮れず。しかし、最後の相国寺と呼ばれる石窟の説明が終わると、現地ガイドさんは帰ってしまったので、すばやく同石窟内を写真に収める。おおらかな雰囲気が、雲崗石窟の丸彫り仏に似ているようで、私は好きだ。





■高廟

 中衛に到着。旧城内の保安寺という寺院の一角にある古建築、高廟を観光。増築を繰り返した複雑な造りは、噂に聞く水木しげる邸みたい(?)。古いガイドブックには「儒教・仏教・道教の三教を合祀」とあるが、現在は仏教色が強く、しかもヘンに観光客慣れした坊さんがいて、ここで写真を撮れ、あそこで撮れ、とうるさくアドバイスしてくれた。地下には「地獄」めぐりの門が設けられていて、ツアーガイドの劉さんは「止めましょうよ」と辟易していたが、子どもだましを承知で、日本人3人で入ってみる。最後は「甘露王」観音菩薩にめぐりあうが、解脱門(緊急避難口)から出ることは許されず、また娑婆に舞い戻るというオチつき。



 鼓楼のあるロータリーに面したホテルに泊まる。

(9/2記)
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