人間が創りだしたヒロインの系譜ということで、目についたものをピックアップしてみました。アンドロイドは入るけれど、サイボーグや義体は含まれません。
◎ガラテア (ギリシア神話)
キプロス王ピュグマリオーンが理想の女性を彫刻し、その彫像に惚れ込んで衰弱していくのを見かねた美の女神が命を与えたもの。理想の女性を創りだして妻にしてしまうという、映画『マイ・フェア・レディ』の元ネタの大元。
◎ハダリー 「未来のイブ」(1886)
美貌の歌姫の外見に機械の知性を与えたアンドロイド。ピュグマリオーン伝説をベースにした作品。
◎アンドロイド・マリア 「メトロポリス」(1927)
未来都市メトロポリスの労働者の団結を崩すため、リーダーのマリアそっくりに創り出された人造少女。
ジョルジオ・モロダー版の映画も見たけれど、今となってはトーキー作品は冗長で観るのが辛く、小説版の方がまだ受け入れやすかった。
◎リリ 「レインボー戦隊ロビン」(1966)
パルタ星人と地球人の間に生まれた少年ロビンを守る6体のロボットの1人で、看護婦ロボット。アニメに登場した美少女ロボットの先駆け。ウランはしらん。
マンガの世界では、このあたりまでで手塚治虫や永井豪が人造美少女をなめつくした感があります。
それが80年代に入って、コンピュータが単なる計算機以上のものと認識されるに従って、また毛色の変わった架空存在が散見されるようになってきます。
◎時祭イブ 「メガゾーン23」(1985)
人気絶頂のアイドルだが、本当はヴァーチャルリアリティにより生み出された仮想存在。
◎キャティ 「ガルフォース」(1986)
小柄で真面目な通信士だが、実は兵士の間に紛れ込むよう送り込まれたアンドロイド。
◎あいどる 「あいどる」(1996)
ウィリアム・ギブスンの小説に登場する、日本のヴァーチャルアイドル。
◎RINGO 「RiNGO」(1997)
スケッチブックの中だけの存在だった理想の彼女“RINGO”を、ゲームプロデューサーとなった高校生がヴァーチャルアイドルとして現実化しようとするコミック作品。AI的にはハリボテに近いかな。
◎初音ミク ボーカロイド(2007)
音声合成システムに身体を与えて声のリアリティを出そうと設定されたバーチャルアイドルのキャラクター。
架空の存在を現実のアイドルとかヒロインなみに扱おうという試みまで含めると、アニメ『超時空要塞マクロス』(1982)のリン・ミンメイを嚆矢としたいところだけれど、それを言い出すとデジタルアイドルとかCGアイドルが乱入して際限なくなるので、ここは「RiNGO」を挿入して良しとします。
◎ガラテア (ギリシア神話)
キプロス王ピュグマリオーンが理想の女性を彫刻し、その彫像に惚れ込んで衰弱していくのを見かねた美の女神が命を与えたもの。理想の女性を創りだして妻にしてしまうという、映画『マイ・フェア・レディ』の元ネタの大元。
◎ハダリー 「未来のイブ」(1886)
美貌の歌姫の外見に機械の知性を与えたアンドロイド。ピュグマリオーン伝説をベースにした作品。
◎アンドロイド・マリア 「メトロポリス」(1927)
未来都市メトロポリスの労働者の団結を崩すため、リーダーのマリアそっくりに創り出された人造少女。
ジョルジオ・モロダー版の映画も見たけれど、今となってはトーキー作品は冗長で観るのが辛く、小説版の方がまだ受け入れやすかった。
◎リリ 「レインボー戦隊ロビン」(1966)
パルタ星人と地球人の間に生まれた少年ロビンを守る6体のロボットの1人で、看護婦ロボット。アニメに登場した美少女ロボットの先駆け。ウランはしらん。
マンガの世界では、このあたりまでで手塚治虫や永井豪が人造美少女をなめつくした感があります。
それが80年代に入って、コンピュータが単なる計算機以上のものと認識されるに従って、また毛色の変わった架空存在が散見されるようになってきます。
◎時祭イブ 「メガゾーン23」(1985)
人気絶頂のアイドルだが、本当はヴァーチャルリアリティにより生み出された仮想存在。
◎キャティ 「ガルフォース」(1986)
小柄で真面目な通信士だが、実は兵士の間に紛れ込むよう送り込まれたアンドロイド。
◎あいどる 「あいどる」(1996)
ウィリアム・ギブスンの小説に登場する、日本のヴァーチャルアイドル。
◎RINGO 「RiNGO」(1997)
スケッチブックの中だけの存在だった理想の彼女“RINGO”を、ゲームプロデューサーとなった高校生がヴァーチャルアイドルとして現実化しようとするコミック作品。AI的にはハリボテに近いかな。
◎初音ミク ボーカロイド(2007)
音声合成システムに身体を与えて声のリアリティを出そうと設定されたバーチャルアイドルのキャラクター。
架空の存在を現実のアイドルとかヒロインなみに扱おうという試みまで含めると、アニメ『超時空要塞マクロス』(1982)のリン・ミンメイを嚆矢としたいところだけれど、それを言い出すとデジタルアイドルとかCGアイドルが乱入して際限なくなるので、ここは「RiNGO」を挿入して良しとします。