
だいたいの場合、法律による裁きというのは、死人に口なしで被害者が軽んじられ、犯人の人権が守られるものなのだ。
惣司智は突然勤めを辞めると、兄の季の喫茶店に転がり込んでパティシエを始めた。そのお菓子の評判はお客に好評だったけれど、困ったお客も出没するようになった。
県警本部長の秘書室の直ちゃん。
智の元の職場は警察で、彼はその中でも腕利きの警部だったということで、彼の力が必要な警察は四方八方に捜索の手を伸ばしていたのだ……。
最近流行の「お店ミステリ」ですけれど、日常系ミステリでもないし、安楽椅子探偵とも違います。難解な殺人事件に次々に巻き込まれ、かなりやりきれない結末になることも少なくありません。それでも最後はお菓子に絡めてお話を結末に持っていくストーリーが4篇。
本当に、あの事件だっていちばん悪質で元凶は放射脳であって、でも強情な愚かさが裁かれることはないのです。
うん。やっていいと思うよ。心のこもらない上っ面の言葉で等価交換は無理です。
【パティシエの秘密推理】【お召し上がりは容疑者から】【似鳥鶏】【森川聡子】【幻冬舎文庫】【スフレ】【ヴィクトリアン・サンドウィッチケーキ】【桃のタルト・タタン】【モンブラン】