
彼女は呪詛吐きの老婆にセレネの呪殺を命じるのだが……。
大国崩壊の危機を自己犠牲で未然に防ぐセレネの物語。
最後までセレネ姫の性根は変わらないにもかかわらず、竜の巫女となったり、人間とエルフの関係改善に貢献したり、大学教育の後援者として尽力したりと大活躍で、誰も彼も究極に勘違いしたまま物語は終結に向かいます。
挿絵からカバーまでイラストレイターが良い仕事をしていますし、大きなエピソードを削ってまでブラッシュアップして完成度を高めたコメディでした。
「最終巻じゃないぞよ。もうちっとだけ続くんじゃ」
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