「ほらほら淡雪。これからお父さんは運び屋さんとＲ18指定の血みどろスプラッタホラービデオを見ながら仕事の話をするから、子供はベッドの中でまだ見ぬ怪物の姿でも想像して大人しく震えていなさい」首無しライダーのセルティへの依頼を出したのは、世界的な玩具メーカーである夏瓦の当主だった。
杏里が店主となった古物商『園原堂』に不審人物が押し入り、店内が荒らされた。犯人の目的は『罪歌』なのかと思われたがそうでもなさそうで、店も引き継いだばかりで何が盗まれたかもよく分からない。
その頃、運び屋を再開したセルティは妙な仕事を依頼されていたのだが……。
雑魚が小物なりに開き直る回。
いつものように池袋を舞台に、富豪から社会の底辺まで、ヤクザから学生まで、老若男女悪人善人が入り乱れ、どたばたドンパチやりながら、とっちらかったようなバカ騒ぎがいつの間にか一点に集約されて結末を迎えるバッカーノ。
ＳＨ篇は気がつけば２・３と読んでいなかったのだけれど、たいして気にならずさくさく読了。多少見知らぬ登場人物はいたけれど、もともと登場キャラが多いので把握しきれておらず、昔からいたのか最近のキャラなのか分からないけれど、話が１巻完結していたので問題なし。
そして白バイ警官・葛原こそ、このシリーズ最大のデウス・エクス・マキナ。
【デュラララ!!ＳＨ×４】【成田良悟】【ヤスダスズヒト】【電撃文庫】【都市伝説】【マイクロＳＤ】【箱根細工】
