付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」 枯野瑛

2017-06-19 | 破滅SF・侵略・新世界
「女は大事にしろ。男は、やつらから絶対に逃げられねぇ。
 子供も大切にしろ。大人は、やつらから絶対に糅てねぇ。
 女で子供なら覚悟を決めろ。俺たちは、何があろうと、やつらに絶対に敵わねぇ」

 幼いヴィレムに師匠はそう言い聞かせていた。

 準勇者ヴィレムが目覚めたのは、《人間》の文明が《獣》との戦いに敗れ、滅びてから500年以上も経った世界であった。今も猛威を振るう《獣》と戦うのは、かつて人間が妖精や亜人と呼んでいた者たち。
 そんな彼が手に入れたのは技官の仕事。具体的には孤島に集められた少女たちの監督官。実は、《獣》に対抗しうる武器は遺跡から発掘された兵装《聖剣》であり、それを扱えるのは成体妖精兵と呼ばれる少女たちしかいないのだ。
 だが、大昔に滅びた人間の兵器の正しい使い方もメンテナンスも知らない彼女らの損耗率は高かった……。

 いわゆる教官モノ。人類のたった1人の生き残りが、その技術と技を妖精たちに伝えようとする物語……らしい。
 らしいというのは、そもそも5月に半月ほど入院していた際に、子供が見舞いとして差し入れてくれた本で、やることないので読んでたけど、まだ1巻は始まったばかりでどう転ぶか分からないじゃないか。続きはどうした? 差し入れるなら、せめて既刊全部持って来い! 同じく見舞いに来た妹は、ちゃんと『高台家の人々』を既刊全巻持ってきたぞ。

【終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?】【枯野瑛】【ue】【スニーカー文庫】【死にゆくさだめの定めの少女妖精たちと青年教官の、儚くも輝ける日々】【浮遊大陸】【馬鹿はそうそう簡単に賢くなれないから馬鹿なのだ】
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