「別にあなたたちのためにやってないから」｢｢｢ツンデレ！ ありがとうございます！｣｣｣
本当にマリィは自分のことしか考えていないのだが、周囲は勝手にツンデレとあがめ奉るのだ。
マリィ＝フォン＝ゴルドーは双子の妹を苛めていたと濡れ衣を着せられ、王太子との婚約を破棄されたが、それはたいしたことではない。魔法が世界から消え、法力のみがかろうじて残った世界に生まれた双子の片割れこそ、魔王を倒して世界を救った大魔法使い、魔女神ラブマリィの転生体だったのだ。
婚約も破棄されたし、国に何の未練も恩も無い。自由気ままに、食欲の赴くままに旅をしようじゃないか。さらに、そんな彼女が救った獣人カイトは、どんな魔物も毒抜きして絶品料理に仕立てるスキルの持ち主だった……。
魔物が跋扈する危険な時代に復活した世界唯一にして最強の魔法使いが、美味いものを食べたさに伝説の魔物たちを討伐しては食いまくるグルメ道中記。
魔物グルメしか興味のない彼女が、魔女を信奉する獣人シェフのせいもあり、ツンデレな英雄として崇められていく勘違い系コメディ。周囲の反応を気にしない魔女マリィとひたすらマリィを崇めるカイトの２人だけだと話にメリハリがつかないのだけれど、そこにツッコミ役の悪魔オセがはさまって良いバランスに。
【転生魔女の気ままなグルメ旅～婚約破棄された落ちこぼれ令嬢、実は世界唯一の魔法使いだった「魔物討伐？人助け？いや食材採取です」】【茨木野】【長浜めぐみ】【ＴＯブックス】【可憐で無邪気な魔女様の自由気ままな勘違いグルメアドベンチャー】【美味しさ無限大】【ハンバーガー】【ドラゴンステーキ】【ケバブサンド】【ハニートースト】【タコ焼き】【寿司】【棒々鶏】【シチュー】【炭火焼き】【きじ鍋】【安倍晴明】
