付け焼き刃の覚え書き

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「若きウェルテルの悩み」 ゲーテ

2025-02-03 | その他フィクション
『荒い骨格をもった若者の直情径行の迫力がひしひしとち感じられる』
 1979年版を訳した神品芳夫の作品評。

 一時期ゲーテに凝っていて……というか、なんでも意味深な言葉でも「大ゲーテ翁いわく」とかつけるともっともらしく聞こえるという話に浮かれ、著作から詩集まで読みあさっていた時期に角川文庫版『若きヴェールテルの悩み』も読んだのだけれど、結局、人の女に横恋慕して言い出せずうじうじ悩む男の顛末……としか理解できませんでした。現代視点で『源氏物語』を受け止めてしまうのと同じで、つまり合わなかったんだよね。
 そんなゲーテの『若きウェルテルの悩み』がラジオドラマ化に合わせて表紙のふりをしたマンガ調大判帯で登場。左はあくまで帯です。上の端にチラリと元の左側の表紙が見えてますね。

【若きウェルテルの悩み】【ゲーテ】【大麦こあら】【望月通陽】【光文社古典新訳文庫】
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