付け焼き刃の覚え書き

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「月50万もらっても生き甲斐のない隣のお姉さんに30万で雇われて「おかえり」って言うお仕事が楽しい 1」 黄波戸井ショウリ

2020-06-06 | その他フィクション
「私の月収は50万です。月に30万円であなたを雇います」

 松友裕二がいくら働いても無能な上司には認められない。
 そんな社畜の日々が突然終わりを告げた。偶然知り合った、隣に住むOLの早乙女ミオに雇われたのだ。仕事は有能だが生活力ゼロで極度の人間不信だったミオの彼女の身の回りの世話をして、帰宅した彼女に「おかえり」という仕事だ……。

 手取りで50万円というと、支給額で63万円、保険料が9万円、源泉税が4万円くらいの感じでしょうか。そうすると年収756万円くらい? 80年代半ばの証券会社勤務が初任給でそれ以上もらっていたので、さすがにそれはバブルの頃の破格な話としても、長引いたデフレをこんなとこからも感じます。
 仕事は有能でも私事になると「あばばばば」と簡単に幼児退行してしまうお姉さんを、ビジネスもプライベートもきっちりこなせる青年が面倒みているホームコメディ。「『金を払う』とは仕事に責任を負わせること」とはどこぞのコンサルタントも言ってますが、金銭の授受を伴わない人間関係を信じないヒロインとの関係がどうなっていくのか楽しみです。

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