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野々原舞にとって、それは今もツイッターなのだ。
大学生の倉澤美影は池袋のシェアハウスに転居することを決めた。今のアパートは霊障ばりに電灯がよく切れるし、上の階から水が漏れて同人誌が水浸しになるし、ろくなことがないのだ。
シェアハウスを知ったのは、アニメイト池袋店で開催された少年ガッツ連載の人気マンガ『超絶テニス燃くん』(通称「ちょテミュ」)の原画展で見つけたルームメイト募集がきっかけだった。家賃は格安。ただし、「ちょテミュ」が好きであること、「ちょテミュ」をテーマにした同人アンソロジー誌に参加して冬コミに参加することが条件だ……。
同じテニスマンガが好きで、アンソロ本に参加することを前提にシェアハウスで同居することになった男女の物語。腐女子、夢女子、コスプレイヤー、セミプロ作家が集まる『おたくの原稿どうですか?』というタイトルとあらすじに反して、原稿が間に合わなくて云々という展開はほとんどなく、同居人個々の人間ドラマが繰り広げられる、どちらかというと「シェアハウス」の方が主題な連作短編集。
ジャンプコミックっぽい装丁だったけど、よく見たら集英社だったのでやれるんだなー。
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