付け焼き刃の覚え書き

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「覆面作家は二人いる」 北村薫

2013-04-24 | ミステリー・推理小説
「知識を結びつけるのが、頭の働きじゃないでしょうか?」
 匿名希望の新妻千秋の言葉。

 姓は「覆面」、名は「作家」。
 若手編集者の岡部が担当することになった、このふざけた名前の新人推理作家は、弱冠19歳で美貌の大富豪令嬢、新妻千明だった……。

 家の中では声も小さなお嬢さまが、1歩(本当に1歩だけ)自宅の門を踏み出すや、性格も一変してケンカ上等の「外弁慶」に。こんなお嬢さまが名探偵ぶりを発揮して、編集のリョースケと組んでさまざまな謎を解決していく覆面作家シリーズの1冊目。
 これは二重人格ではないかとか、いやまて門から出た途端に性格が豹変するなんて嘘っぱちで双子の娘にからかわれているんじゃないかという表題作も含めた3篇を収録。
 ミステリは気軽に読めて、読後感が愉しいのが良いと思うようになりました。

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