付け焼き刃の覚え書き

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「トカゲといっしょ(3)」 岩舘野良猫

2018-10-01 | 異世界転移・召喚
「戦は……実際の戦闘よりも、その前準備と後始末の方が数倍面倒で気を使う」
 そのことを弁えている人材は貴重だとアルマヌニア公の次男、ムヒライヒ・アルマヌニアの言葉。

 山岳民との戦争で招集され、アルマヌニア公の陣に加わったハザマたち洞窟衆は、バタス川制圧に参加。攻勢の前面に立つ盾兵に志願したがバジルの能力とハザマのパワーで敵陣を突破、そのまま敵中を本陣めがけて一直線に突き進んだ。
 ハザマはただ、いかに効率よく手柄を立て、面倒事を他人に押しつけるかだけを考えていた……。

 攻勢の成功に「足りねーよ! 全然足りねーよ! 予算も食料も全然足りねーよ!」と怒り狂う兵站担当者。そこから始まる業者との駆け引きが、テレビショッピングというか商店街のたたき売りというか、ドタバタではあるけれど愉しい。
 ただ、ちょい時間の流れがおかしいというか1日が長すぎないかというのが読んでいての感想。捕虜や物資の移動とか、打ち合わせやら交渉があまりにもみっちり右から左に流れすぎている気がします。

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