付け焼き刃の覚え書き

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「異世界刀匠の魔剣製作ぐらし5」 荻原数馬

2025-01-17 | ヒロイックファンタジー・ハイファンタジー
「復讐っていうのはな、ただ死んだ奴らの為にするもんじゃない。生きている人間が心に区切りを付ける為にも必要なんだと思う」
 木こりの頭領だったケヴィンの述懐。

 森に炎の魔人が出現。木こりたちの村が襲撃されて大勢の者が殺された。急を聞いて村の跡に辿り着いた勇者リカルドと鍛冶屋ルッツだが魔人は強く、リカルドの〈桜花〉はいなされ、ルッツの愛斧〈白百合〉は超高熱で融かされてしまう。なんとか迷宮の奥に追いやることは出来たのだが……。

 毎回、ルッツが打ち、ゲルハルトが付与魔法を掛けた魔剣にまつわるエピソードが語られますが、今回は「条件が合えば神さえ殺せるかもしれんな」と言われた、もっとも武具らしい剣〈鏡花水月〉の話。そして今回は生き残った女、冒険者サラの逸話が冒頭と最後に挿入されて物語が締めくくられます。
 逃げることは恥じゃないんだよ?

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