「滅びのマヤウェル～この愛がナイフでも」 岡崎裕信

「ユーキを本物の男にしてやろう」
　真綾が作った薬を飲んだ翌日から、ユーキは女性関係のトラブルの渦中に陥った。男らしくなったユーキはクラスメイトにもてまくり、ガールフレンド・玉樹との間にトラブル発生！
　そんなユーキが美しい女性と出会った。
　黒崎黒子。彼女に対抗しうる者はこの世に数人と存在しないという天才神格能力者。そして真綾の知人。
　しかしユーキは油断した。強い神格能力者が出会ったら、あとは殺し合うしかないのだ……。

　最近その（人を殺した）数がひとつ増えたくらいで……。

　『滅びのマヤウェル』の２冊目。
　あいかわらずシンプルなストーリー構成ながら、アクションの迫力とキャラクターの魅力で一気に読ませてしまう。テレビアニメにしたら30分くらい、せいぜい前後編くらいの内容だけれど、「あー、読んだー」と言わせる満腹感。
　一言で言うなら「血みどろのラブコメ」。今回の大ネタはエヴァンゲリオンでした。

　うっかり置いといたら、嫁さんが朝の４時まで読みふけってしまい、翌朝大騒ぎになったのはナイショだ。

【滅びのマヤウェル】【この愛がナイフでも】【岡崎裕信】【西Ｅ田】【ＡＴフィールド】【不死身】【殺人鬼】【インチキ】