「もうちょっとちゃんと教えておいてくれてもよかったのに……」
親同士の仲が悪く、交際を認められなかった門真富雄と久坂樹里は奇しくも相次いで自動車事故で死に、そして転生した。富雄はモンタギュー家の息子ロミオに、樹里は敵対するキャピュレット家の娘ジュリエットに。まさにウィリアム・シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』の世界である。
このままでは前世と同じく2人は引き裂かれたまま死別してしまうと、なんとかしようとするのだが……。
裏表紙の内容紹介が「そこは十六世紀のイギリス・『ロミオとジュリエット』の世界だった!?」となっていて、ちょっと気になるのですね。そこは「十六世紀のイギリスの戯曲『ロミオとジュリエット』の世界」とするか「十六世紀のイタリア・『ロミオとジュリエット』の世界」とした方が良かったと思うのです。余談。
ともかく、対立する家の若き男女がなんとか結ばれようと四苦八苦する世界に転生した男女が、なんとか結ばれようと四苦八苦する世界なので、あまり原典と変わっていない気がします。ここは南洋一脚本の「ハムレット5分半」(小林信彦『大統領の晩餐』収録)くらいぶっ飛んでも良かったんじゃないかな?
【転生ロミオとジュリエット】【すかいふぁーむ】【花染なぎさ】【ハルキ文庫】【新・エンターテインメント】
親同士の仲が悪く、交際を認められなかった門真富雄と久坂樹里は奇しくも相次いで自動車事故で死に、そして転生した。富雄はモンタギュー家の息子ロミオに、樹里は敵対するキャピュレット家の娘ジュリエットに。まさにウィリアム・シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』の世界である。
このままでは前世と同じく2人は引き裂かれたまま死別してしまうと、なんとかしようとするのだが……。
裏表紙の内容紹介が「そこは十六世紀のイギリス・『ロミオとジュリエット』の世界だった!?」となっていて、ちょっと気になるのですね。そこは「十六世紀のイギリスの戯曲『ロミオとジュリエット』の世界」とするか「十六世紀のイタリア・『ロミオとジュリエット』の世界」とした方が良かったと思うのです。余談。
ともかく、対立する家の若き男女がなんとか結ばれようと四苦八苦する世界に転生した男女が、なんとか結ばれようと四苦八苦する世界なので、あまり原典と変わっていない気がします。ここは南洋一脚本の「ハムレット5分半」(小林信彦『大統領の晩餐』収録)くらいぶっ飛んでも良かったんじゃないかな?
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