付け焼き刃の覚え書き

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「天翔る十字軍」 ポール・アンダースン

2009-01-06 | ファーストコンタクト
 時は14世紀。場所はイギリス。ロジャー卿の一団はエドワード3世の遠征軍と合流すべく戦の準備に明け暮れていた。そこへ飛来したのはワースゴル人の巨大宇宙船。光線砲や防護スクリーンを使う異星人の侵略に対して、騎士たちは長槍や大剣を武器に立ち向かうが……。

「ここでは、戦争の道具は、数世紀もの間に進歩したが、権謀術策に関しては、地球ほど巧妙なものはない」」

 野蛮人が文明人を駆逐する話というか、知識と知性は別だというべきか。電気の仕組みも知らない中世の騎士たちが、異星文明相手に獅子奮迅の活躍をする話で、最後に皮肉の効いたオチをもってくるあたりがポール・アンダースンといったところか。

【天翔る十字軍】【ポール・アンダースン】【十字軍】【ファースト・コンタクト】【投石機】【文明人は白兵戦に弱い】

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