ゲーム世界の嫌われ者として転生してしまったジョージ・アコーギ。
ゲームのヒロインたちからは何をしても嫌われまくっているけれど、精神年齢的には40過ぎているジョージにはたいして気にならない。そんな小娘たちの機嫌を取るよりも、領地を豊かにして領民を守ることの方が遙かに重要で、そのために休む間もなく仕事漬けの日々なのだ。
とはいえ、魔王復活の神託も出て、魔王軍四天王の活動が確認された上は、少しでも魔物退治でレベル上げしておかないと何かの弾みであっさり死んでしまいかねない。そこでコーカツ公爵はジョージをアンデッドが跋扈する森に単身放り込んだ……。
嫌われ者転生の内政デスマーチ奮闘記。
今、わくわくしながら連載や刊行の続きを待っているシリーズの１つで、今回も発売日に確保。田舎の中小書店はなかなか新刊が入荷しないんですよ。取次が都会の大書店にドカンと送り込んで、その売れ残りが返品され初めてやっと出回るくらいなので予約必至。予約しないと２週間遅れ、１ヶ月遅れはざらで、そのくせ発売後１週間の売上で続刊の是非を判断するとか、これで「本が売れなくなった」なんて大笑い。売ってないだけじゃん。
さて、あいかわらずヒロインには毛嫌いされ、実の父親や祖母にはたかられ続け、ろくでもない状況ですが、少しずつ理解者や協力者も増え始めてます。真面目に頑張る人を応援できないのは何かでバイアスがかかっているか、根っからのろくでなしかです（オヤジはろくでなしの方ですね）。
元気な真のヒロイン、獅子人カリナや兄べったりのアミも活躍してます。こういう明るく元気な少女たちが脇を固めているので、理不尽な境遇に真っ向から挑む主人公も救われているのだと思います。
そして、ついにボーブル領の自治領化へと動き始めました。とりあえず、くびきが１つ、外れます。
【嫌われ者始めました２】【転生リーマンの領地経営物語】【くま太郎】【かれい】【ファミ通文庫】【中学校入学式】【ドライヤー】【ドラゴンブレス】【娼館】【植林場】【はたらくくるま】【炊き出し】
魔法学院が長期の夏期休暇に入った。
自動販売機として異世界に転生したハッコン。
「残念だけど、わたしもあなたも、特別なの。下山田さんと違って、死んで楽になることが許されないのよ。わたしたちのどちらかが死んだら、みんなはどうしていいかわからなくなる。まわりを囮にして、這いつくばって、糞を舐めてでも生き残るのが、指揮官の仕事よ」
「食事ってのは皆で食べるから美味しいんじゃないか」
アルシエルとそりの合わない幹部ルシフェルが裏切り、さらにマレブランケ族との戦いで魔王サタンが行方不明となったことで魔王軍が壊滅の危機に陥る。
「さあ、鉄と血の世界へ行こうじゃないか」
ちょっと刊行の間隔が開いて心配していたけれど、アニメ化企画進行中ということで、まずはめでたい３巻め。
北山学園の高等部１年生、賀谷和久は裏山で穴を掘っていた。人を殺すためだ。
「素人め、教育してやる」
「誰かの為でいい。何かの為でいい。
「生き物である以上、ご飯を美味しく食べられるかどうか以上に大切なことはありません」
「人間ってのは、自分のできる範囲のことを悔いが残らねえようにがんばればいい。自分にどうにもならねえことはいくらがんばってもどうにもならねえ。身の程を知るってのが大事だぜ」
帝国軍の侘瑠徒攻略がついに本格化した。攻城兵器が次々に押し寄せる。
シムールの大軍３万を退けた侘瑠徒の街だったが、この晴凜の功績を認めれば逃げ出した太守やそれにつながる高官たちが責任を問われることになる。
