料亭稲穂の角館物語

安全無添加食材の角館懐石「料亭稲穂」

冬の色々 おせち料理のごほうび

2008-01-17 20:24:37 | 角館の四季
みちのくの小京都角館、料亭稲穂です。


今日のお天気は 1日中曇り
最高気温が-2度 最低気温が-8度
今日の1日さんびがったんし
積雪量は50センチくらいです。

このあたりではお正月の元旦の料理より
大晦日の料理の方を豪華にします
しかも大晦日の夜はその家により
ごちそうの焼魚が「きんき」(金目鯛の小さい物25cmから30cm位の)
その「きんき」の塩焼き又は
「はたはたの焼魚」のどちらかが定番のようです。

我が家では「きんき」派で、今年のお正月は
主人と私と娘の3人だけだったので
「きんき」を2匹焼き、ごちそうがその他たくさんあったので
かしこい主婦の私は(自分で言うのも変ですが)
「きんきかやぎ」ように(きんきん鍋仕立てのこと)3切れに切って
冷凍しておきました。

それを今夜鍋っこにしました。
※きんきかやぎの作り方
 ①鍋にささがきごぼうを入れて水を入れて煮立てる
 ②薄口醤油とお酒・みりんで味を調節します
  きんきを塩焼きしているので少し薄めの味にします。
 ③定番の白菜・ねぎ・せり・そしてせりの根っこ
  そして今日のポイントは「ひろっこ」のびるの根っこの部分です。
  春のかほりがします。茸は娘の友達NAちゃんのおばあちゃんが
  秋に採って来た天然舞茸の冷凍にしたものを入れました。

 その出汁があんまりうめくてうめくて〆はうどんにしました

「きんきかやぎ」の後に写っているのが「ぎばさ」です
この時季秋田沖の海岸で採れるのですが
生のときはこげ茶色ですが、沸騰したお湯でさっと茹で上げると
きれいな緑色になり、それをまな板の上で包丁で細かくたたき
粘り気を出して食べるこの時季ならではの海藻です
我が家ではポン酢をかけて食べますが
その家庭によって違います。
ネバトロ感がたまらなく美味しいです



それぞれ正月の食習慣があって楽しいものですが
色々な地方の正月料理などがありましたら
教えてください。
コメント (10)
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