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2008年度補正予算案

2008-08-15 10:40:35 | Weblog
公明党との調整に手こずり仲々開催日が決まらない臨時国会ですが、政府与党は
緊急経済対策を盛り込んだ2008年度補正予算案をいよいよ提出する様検討に
入った様です。
景気後退の風は自公民共闘関係にも及び、公明党は1兆円超えの大型補正予算を
要求してきた。
どうも情勢は財政再建路線の旗を降ろし、選挙対策のためのバラマキ復活への懸念が大勢を占めて居る様です。
問題は財源で、08年当初予算の予備費と07年度の剰余金等でせいぜい捻出しても6千億円程度という。
各界から要望は、燃料代高騰に苦しむ農業漁業支援。省エネ住宅の推進。非正規雇用対策。医療対策。学校耐震化等々・・実に様々な経済対策が上がって来ている。
これに対応出来る財源は限りがあります。例え融資や政府保証等で誤魔化しても
多額な財源が入用になってきます。
そこで安易に赤字国債増発の可能性が出てきました。
現在國の予算の大体4分の1以上が国債償還等に使用され、社会保障費で國の予算の半分を占めています。
歳出予算83兆円の半分40兆円余りが国債と社会保障費です。
参考までに申しますと先日発表された09年度シーリングでは、一般歳出上限が 47兆円余りとされました。
国債と社会保障費の歳出が如何に突出しているか判ります。
終戦当時8000兆円あった借金が今は1000兆円に減って居ると言う楽観論者
も居ると言うが、やはり借金はいけません。
又赤字国債を増発して借金を増やしては、折角これまで財政再建のための構造改革
だと協力させられた国民の立場はなくなります。
出来れば選挙のためのバラマキは極力やめて、景気回復になる重点支援に予算を
組んで頂きたいものです。