日々好日

さて今日のニュースは

臨時国会召集

2008-08-20 10:12:30 | Weblog
内閣改造した今、出来るだけ早く臨時国会を開き緊急経済対策の補正予算や重要 法案を審議して実績を上げたい福田内閣と、東京都議員戦に総力を挙げたい公明党
は出来るだけ臨時国会は遅く開催し、出来るだけ早く終わらせたい意向でその調整に手こずって居ました。
昨日福田首相は政府与党連絡会議で臨時国会の召集時期は9月中旬にしたい旨表明
しました。具体的日時は補正予算等の詰めを見た上で決定となるらしいが、大体は
来月12日か19日ではないかとの大方の予想の様です。
臨時国会では、ガソリン高騰等に対する緊急経済対策の補正予算案。海自に依るインド洋給油活動継続問題。消費者庁設置法案。前の通常国会積み残し法案等の審議が予定されて居ます。
まず補正予算ですが、財政再建経費削減の声は、来たるべき衆院選対策のため、消えてしまった感がします。
公明党は是非東京都議選で勝利せねばなりません。そのため大規模な緊急経済 対策は絶対条件です。
まず1兆円規模の補正予算案を打ち上げました。
衆院選に命運を賭けるのは、自民党も同じ、そこで4兆円5兆円規模の補正予算
を組めとの大合唱になってしまいました。
処がその財源は20年度当初予算の予備費や前年度の繰越金をかき集めてもせいぜい6千億円が精一杯の処です。
そこここの経費を削ったとしてもせいぜい1兆円も無理な話です。
そこで禁じ手の赤字国債に頼らざるを得ない。
折角チモチモと経費を節約しても、この様にドーンと赤字を増やしては何にもなり
ません。ましてや選挙対策のバラマキ金であれば国民は堪ったものではない。
またインド洋給油継続問題にしても、ねじれ国会は続くわけだから、また衆院の
3分の2の再議決となる可能性大です。
この補正予算案とインド洋給油継続問題審議の成り行き次第では、政界がどう動くか微妙な処です。
あくまで解散権は福田首相が持って居ますが、今や福田首相抜きで話が動き出して
居るとの風聞もあります。
兎に角、党利党略で國の行く末を誤らない様にしっかりと舵取りをお願いしたい。