日銀が3月の企業短期経済観測調査所謂、短観を発表した。
短観とは企業のリーダーが経済について好景気か不況かを予測した数を
差し引いて指数化したと言うシンプルな指数ですが、これが見事に的を
射抜いて居るので経済観測に使用されます。
大企業製造ではプラス24で、前回12月調査から2ポイント下落。
大企業非製造はプラス23で前回より2ポイント下落。
大企業全産業はプラス17で前回より1ポイント上昇。
中小企業製造業は前回と同じくプラス15。
中小企業非製造はプラス10で前回より1ポイント上昇。
中小企業全産業は前回と同じくプラス11。
総体的に米国が仕掛けた貿易戦争や人手不足を懸念し景況感は2年振り
悪化しつつある様だ。
大企業製造業全16業種の内8業種で下落。
鉄鋼等で原材料価格高騰が原因と見られる。
大企業製造業では全12業種の内6業種が下落。
建設・運輸・卸売り等で特に人手不足が原因と見られる。
設備投資は17年度大企業全産業で前年度比で5・2%増で
高水準でした。
18年度も2・3%の増が見込まれるとの事。
しかし次の短観発表では恐らく大企業・中小企業の製造業・非製造業
共に3~5ポイントの悪化が予測出来るとの事です。
何か的中しそうなイヤな感じですね。