日本の阿倍首相と米国トランプ大統領が日本時間の明日から2日間フロリダ州
パームビーチで日米首脳会談を行います。
最大の議題は5月~6月に予定されて居る米朝首脳会談のすりあわせとなる。
この処、韓国が北朝鮮にすり寄って、トランプ氏が韓国の斡旋に乗り日本は
蚊帳の外へ放り出された感がある。
韓国は米朝会談前に南北首脳会談で歩調を合わせようと画策して居ます。
是に対し北朝鮮は中国を味方につけるため急遽金正恩氏が中国訪問し頭を下げて
中朝首脳会談を行い見事中国を味方につける事に成功した。
北朝鮮は更に北朝鮮外相をロシアに派遣しロシアの後ろ盾を画策した。
北朝鮮は米朝首脳会談と前後してロ朝首脳会談の約束もとった様だ。
日本だけが北朝鮮に騙されるなと騒いで居る感がするが、これは朝鮮人に何回
も騙されて来た日本だから言える事です。
日本は韓国や北朝鮮に何回も苦杯を呑まされて来た。
今回は間違いなく核開発をしないと言う確約を得るまで妥協しては不可ないと
の強い立場を主張する。
是まで米国大統領が何回も騙されて来た。
日本は、外交にシロウトのトランプ氏が同じ轍を踏まない様に念を押すと思う。
しかししたたかな北朝鮮はトランプ氏を騙すのは赤子の腕をねじるより楽だと
見て居る節がある様だ。
何しろ中国・ロシアと言う大国が後ろに控えて居るので、押し通せると見て
居る様だ。
金正恩氏の狙いは現体制の安泰ですので、核の使用は辞さない構えを崩さ
ないでしょう。
これを何処までトランプ氏が容認出来るかです。
トランプ氏の本音は今はシリア問題で頭がいっぱいで、余り益にもならない
北朝鮮問題はどうでもよいと考えて居るのかも知れません。
日本は微妙な立場に追い込まれそうです。
処で、阿倍首相の日米首脳会談はもう一つ大きな狙いがある。
トランプ氏が仕掛けて来た、貿易赤字削減の貿易戦争です。
中国は是を受けて立つ構えで報復関税で対向して居ます。
その点日本は農業擁護や安全保障問題で米国に強い事は言えません。
恐らくトランプ氏は、米国有利のFTA締結を迫るでしょう。
今回の日米首脳会談は寧ろ此の事の方が重要議題かもしれませんね。