阿倍政権は森友・加計問題で公文書改ざん・忖度・総理の意志等数々
暴露され、その上に自衛隊日報隠し・国会証人喚問等々で叩かれ通し
で、９月の自民党総裁選の３選が、危うくなったのではと言われ出し
た様だ。
その上今度は財務省事務次官のセクハラ疑惑が問題化して来た。
セクハラ疑惑は政治家や官僚にとっては命とりです。
セクハラ疑惑を起こした本人は勿論上司も監督責任が問われ連帯責任
をとらされるケースが多い。
是もまた、麻生財務大臣、その上の阿倍首相まで波及する恐れが出て
来ましたね。
中朝首脳会談・南北首脳会談・米朝首脳会談と北朝鮮を巡り大きく
動いています。
今回突然ハシゴを外され、蚊帳の外に放り出された感がある日本が
トランプ氏と意識合わせをするため、日米首脳会談が日本からの
要請で設定されたと聞く。
中国・ロシアを後盾にした北朝鮮は恐らく表向きは核開発はしない
と約束して米国を手玉に取る事でしょう。
北朝鮮は金正恩体制の保障ですから、どんなウソでもつける。
米国はまた同じ轍を踏む事になりそうです。
そうなると強硬姿勢を崩さない日本の立場が完全に浮いて来ます。
阿倍氏はそこの処をどう話し合うのだろうか？
今回の会談はその他にアメリカが仕掛けて来た、赤字貿易の是正。
トランプ氏は近く行われる米大統領の中間選擧の投票を気にして
居ます。
米国中間層からは絶大な支援を受けて居ますが、米国民の大半は
強引な米国第一主義に懸念を示して居ます。
トランプ氏は側近を次々と切り、頼りになる人が居ないと言われ
益々暴走して居る。
朋友と言われて居た日本に対しても牙を剥いて来て居ます。
今気になる事は、就任早々ＴＰＰは米国に不利と言う事で脱退宣言
をしたが、日豪の努力で米国抜きのＴＰＰ１１が発効寸前となった
今米国は脱退を考え直す事も検討すると言い出した事。
此の点も今回の日米首脳会談の大きな課題になりそうだ。
そもそもトランプ氏がこの事を言い出したきっかけは、米国農業者
からもしＴＰＰ１１が発効すれば米国のみ疎外される危機感からの
突き上げがあった事。
もしＴＰＰ１１が発効すれば米国が完全に太平洋地区で締め出される
ので、太平洋覇権のためには参加が賢明と判断されたのでは。
またＴＰＰ参加表明で 対日本との二国間貿易協定ＦＴＡ締結に有利
な条件で締結するためちらつかせて居ると言う穿った考えも出て来る。
今回日米首脳会談は北朝鮮問題にしろ、貿易問題にしろ阿倍政権にとり
大きな正念場になりそうですね。