カナダで先進7ケ国G7の外相会談が開かれました。
議題は北朝鮮の核廃棄とミサイル発射中止宣言に対するものと国際秩序を
乱すロシアへのけん制です。
まず北朝鮮の核廃棄宣言等は、履行を前提に歓迎するとした。
共同声明では北朝鮮の核廃棄等は歓迎し、平和的・外交的な解決は不可欠
であると言う事で認識は一致したとした。
但しあくまで北朝鮮が確実に完全に履行すると言う前提条件を付ける事。
北朝鮮は180度展開していきなり核施設廃棄やミサイル発射中止を表明
して世界を驚かせました。
しかし其処には今まで遣って来た、北朝鮮の遣り方から眉唾ものと勘繰る
説が出て来た。
事実北朝鮮は核施設廃棄を言いながら時間をかけて長い間に段階的廃棄を
を目指して居る向きがある。
確かに核施設の即時廃止と言ってもそうそう簡単にできるものではない。
日本の原発廃棄の例をみれば判る様に長い月日と大きなカネが必要です。
それを利用して有利な経済政策を米国から引き出す事は可能です。
其処を狙って居る様です。
金正恩氏が現体制を維持出来るのは核開発やミサイルのカードを持って
居るからです。
そう簡単にそのカードを捨てるとは思えません。
その点をついて我が国の河野外相は即時廃棄が実施されるまで北朝鮮
への圧力は維持すべきと強く主張したとの事。
当然の事です。
27日行われる南北首脳会談で核の問題はどう話されるか?
おそらく南北統一の問題が優先されるのではないか?
それも北朝鮮に韓国が従う事を条件にだ。
今回米朝首脳会談会場選びで、難航して居るらしい。
北朝鮮はトランプ氏が軍門に下り謝りに来たと言う構図を国民に示す
ためにはぜひ会場は北朝鮮の国内でなければならないのです。
随分トランプ氏も嘗められたものです。
処でもう一つの問題はロシアの欧米に対する外交問題です。
スパイ問題やシリア問題等で欧米と敵対行為を繰り返しています。
今回のG7外相会議では世界の秩序を乱すロシアを強くけん制した。