日々好日

さて今日のニュースは

諫早干拓で最高裁は漁業者上告棄却・非開門判決下す・まだ裁判のねじれあるが、目途がついたのでは

2019-06-28 06:46:10 | Weblog
有明海の漁業不振はすべて諫早干拓によって起きたとする漁業側
の訴えで起きた諫早干拓問題、干拓を是とする農民側の長崎県と
国相手に、非とする佐賀県・福岡県等の漁業関係者との争いになる。
因果関係を明らかにせず全て干拓のせいとした佐賀地裁の判決を
丁度その頃自然環境重視の民主党政権で国として上告しなかった。
それに追い打ちをかける様に悪名高いギロチンと呼ばれる干拓
締め切りイベントが公開された。
これで一斉に攻撃の的にされた。
農地の少ない長崎県は干拓で農業振興を図りたい処ですが他県の
漁業者は此れを許しません。
佐賀県・熊本県等は諫早干拓の数倍の干拓で農地を広げています
が問題にされてない。
諫早干拓は農業と漁業の対決だけではなく長崎県・国に対する
佐賀県・福岡県・・熊本県の対決となった。
裁判所は調査開門すべしと言う判決を佐賀地裁や高裁段階で出した。
これに対し長崎地裁・高裁で開門否決の判断を下し裁判のねじれが
出ました。
今回はこの問題で最高裁第2小法廷で漁業者側の上告を退けて
開門の必要なしとの判決を出した。
私は理にあった判決と納得です。
漁業者が漁業不振はすべて干拓のせいにするのは無理があると
思う。
ましてや何の役にも立たない調査開門で損害補償金を吊り上げる
とは論外です。
確かに諫早干拓も漁業不振の一因ではあるがこれに全てを負わせる
のはどうかと思う。
それぞれの県が勝手に開拓し沿岸民が有明海を汚して居ると言う
現実を差し置いての裁判には疑問を感じます。


日中首脳会談首相は参院選得点稼ぎ・習主席は対米交渉連携狙い・打算一致で実現・来春国賓約束

2019-06-28 06:10:54 | Weblog
一時は尖閣諸島を巡る対立で悪化して居た日中関係は米国の貿易摩擦
等で微妙に変化して来た様です。
日本にとっては米国に次いで中国は重要な国です。
中国にとってもこれは同じだと思われる。
今回大阪でG20サミットが開催される事は米中にとって絶好の機会で
あると同時に日本にとっても同じですね。
トランプ氏は米国の要求を中国に呑ませたいとするに違いない。
中国は米国の保護貿易を突いて応酬が予想されます。
中国としては日本を引きずりだして共に戦う事を願いたい処です。
安倍首相はサミット議長国として点数を挙げたい処です。
特に対中関係改善は参院選でよい材料となります。
両者にとっては打算の一致する処です。
日中首脳会談の成果はまあまあの処で来春習主席の国賓扱いの
訪日を約束した。
ただ両者には米国と言う大きな壁があるので、どう対応するか?
米中の曲者同士を相手にどうサミットで裁くか注目されます。