地球温暖化を抑える目安としてパリ協定は産業革命前に較べて
世界の平均気温上昇は2度以内、出来れば1・5度抑えるべきと
目標を掲げました。
処が世界の気候変動に関する国連機関IPCCが今回20年後には
世界平均気温は1・5度に到達すると報告した。
世界の平均気温が1度上がると陸地は極端な高温が増え、大部分の
地域で豪雨被害や極端な干ばつ被害が出て来る。
海水温度上昇で海中プランクトン異常発生赤潮で海中酸素不足で
魚やサンゴが死滅する
既にその兆候が出て居る様です。
今年は猛暑日が続き、豪雨被害が出て居ます。
漁獲量も激減して居ます。
世界の平均気温は産業革命後4・8度も上昇して居ます。
今後平均気温上昇を1・5度内に抑え込むためにはCO2の
排出を2030年に2010年比で45%削減し、2050年には実質
ゼロにする必要がある。
我が国もこの目標に向かい脱炭素世界実現を掲げました。
CO2の45%削減すると経済成長は大きく落ち込んで来る。
世界中がCO2削減優先か経済成長優先かで揺れて居ます。
後進国にとっては経済成長優先となり後回しとなって居る。
特に成長期のインドは世界の流れに対し反対して居ます。
此処まで悪化させたのは先進国だから、後進国に押し付ける
のはオカシイと云う論理です。
もっとな事です。
しかし事態は深刻で下手すると世界滅亡の危機さえ感じられ
ます。
人間の英知でこれを乗り切る事ができるか人類の将来が
掛かって居ます。