日本にもインドのカースト制の残滓が今も存在し部落と言う
形で残って居ます。
インドのカースト制はインドの8割を占めるヒンズュー教の教えで
人は生まれながら階級が定まって居ると言う考え方です
司教・王族・市民・労働者の4階級と賤民です。
この考え方が仏教伝来と共に中国経由で日本に持ち込まれた。
施政者はこの制度を利用し政治を行う。
日本では士農工商の4階級と賤民に分けて支配した。
日本の賤民は当初は外来人や謀反者・犯罪者等がなったが段々
権力に反抗した者・税金不納者・近親相姦等の犯罪者・牛馬の
屠殺者等がなったそうです。
施政者はこの人たちをエッタと呼び差別しました。
この制度は市民平等をうたった明治政府になってでも受け
継がれた。
ごく最近までこの賤民と呼ばれる人達が棲む集落を部落と
呼び今なお差別が続いて居ます。
戦後部落解放運動で人々の考えはだいぶ変わったが今なお
人々の心の中には差別意識が存在します。
こんな事書くと自分も部落民と名指しされ差別受けそうで
す、これは子供たちのいイジメと同じ様なものです。
イジメと判って居ても自分もイジメに入らないと逆に自分が
イジメられてしまう。
部落問題は日本人とし触って不可のタブー事項です。
人間は本来生まれながら平等であつて差別されるものでは
ないが、そう言う噂がある人との交際はつい控えてしまう。
それが差別と判って居ても自分を守ってしまう
人間の業(さが)なんですね。
部落問題は日本人に永久に問われる課題なんでしょう。