JR東日本が利用者が少ない地方路線の収支を発表しました。
対象は19年度1キロ当たり1日平均乗客2千人未満の路線で
収入から収入を差し引いた額が赤字の35路線の66区間です。
これがすべて赤字で総額は693億円に達する事が判明した。
国交省の有識者検討会では、鉄道会社や自治体に対し経営の
存続策でバス転換等検討する様に提言して居ます。
尚バス高速輸送システムへの転換も選択肢として居る。
これらの路線は新型コロナの影響をもろに受けて経営困難
に陥って居る。
在宅勤務やオンライン会議の定着等で乗客数が激減。
最早首都圏の通学・通勤や新幹線の収益では地方路線の赤字
をカバー出来なくなって来て居る。
地方路線で赤字額が最も大きかったのは羽越線村上―鶴岡間
で20年度は52億5千万円だった。
赤字路線の中では、100円の収入のため1万5千円超えの
費用が掛かった路線もあった。
この様な路線の存続については自治体と協議し早急な対策が
必要として居る。
尚経営悪化路線の区間収支の発表は、JR北海道・西日本・
四国・九州も起こって居て、何れも同じ様な問題が指摘
されて居るが、稼ぎ頭のJR東海は別格らしい。