吉田健一 2017年4月 中公文庫
ことし著者没後40年ということでエッセイを文庫で出してみようという企画らしい、おもしろそうなので乗ってみた。
編纂しなおしたから、読んだことあるのも入ってるけど気にしないことにした、書店で積んであるの買ったの初夏のころだったかな。
テーマはタイトルのとおり酒である。
なんたって書いたものを読んだところによると、朝まで夜通し飲んだり、旅館で朝の風呂からあがったら早速飲んだり、旅の最初っから最後まで寸暇を惜しむかのごとく飲んでたり、すごい飲むひとだ。
(食べる量もすごいんだけど。)
まあ、そのくらい飲む人が書いたほうが、おもしろいものができるというもの。
>アルコール分で大脳を麻痺させるのが目的ならば、注射だけですむ筈であって、飲むにしても、もっと合理的に酔わせて後で頭が重くなったりしない薬品が実際に作られているのではないだろうか。そしてそのように注射をしたり、薬を飲んだりしていい気持になることが出来れば、それで構わないかと言うと、その結果がどんなものであっても、それは酒を飲んだことにはならない。もっとそこには無駄なものがなければならないのである。(p.10「酒と人生」)
という主張には、賛成。人生無駄を楽しむのが大事。
>酔うのが目的なのではなくて、酔うことも酒を楽むのに必要な一つの順序に過ぎない。(p.12同)
とも言ってるが、いい酒は酔わせないものだという。わかんねえな、最近ろくな酒の飲み方してないので。
収録作は以下のとおり。最後の「酒の精」は小説。
「酒と人生」
「飲むこと」
「酒の飲み方に就て」
「飲む話」
「酒の味その他」
「酒」
「酒談義」
「酒と風土」
「酒と肴」
「酒、肴、酒」
「日本酒の味」
「師走の酒、正月の酒」
「春の酒」
「夏の酒」
「飲む場所」
「酒と議論の明け暮れ」
「酒、旅その他」
「ロンドンの飲み屋」
「アメリカの酒場」
「二日酔い」
「禁酒の勧め」
「酒の精」
ことし著者没後40年ということでエッセイを文庫で出してみようという企画らしい、おもしろそうなので乗ってみた。
編纂しなおしたから、読んだことあるのも入ってるけど気にしないことにした、書店で積んであるの買ったの初夏のころだったかな。
テーマはタイトルのとおり酒である。
なんたって書いたものを読んだところによると、朝まで夜通し飲んだり、旅館で朝の風呂からあがったら早速飲んだり、旅の最初っから最後まで寸暇を惜しむかのごとく飲んでたり、すごい飲むひとだ。
(食べる量もすごいんだけど。)
まあ、そのくらい飲む人が書いたほうが、おもしろいものができるというもの。
>アルコール分で大脳を麻痺させるのが目的ならば、注射だけですむ筈であって、飲むにしても、もっと合理的に酔わせて後で頭が重くなったりしない薬品が実際に作られているのではないだろうか。そしてそのように注射をしたり、薬を飲んだりしていい気持になることが出来れば、それで構わないかと言うと、その結果がどんなものであっても、それは酒を飲んだことにはならない。もっとそこには無駄なものがなければならないのである。(p.10「酒と人生」)
という主張には、賛成。人生無駄を楽しむのが大事。
>酔うのが目的なのではなくて、酔うことも酒を楽むのに必要な一つの順序に過ぎない。(p.12同)
とも言ってるが、いい酒は酔わせないものだという。わかんねえな、最近ろくな酒の飲み方してないので。
収録作は以下のとおり。最後の「酒の精」は小説。
「酒と人生」
「飲むこと」
「酒の飲み方に就て」
「飲む話」
「酒の味その他」
「酒」
「酒談義」
「酒と風土」
「酒と肴」
「酒、肴、酒」
「日本酒の味」
「師走の酒、正月の酒」
「春の酒」
「夏の酒」
「飲む場所」
「酒と議論の明け暮れ」
「酒、旅その他」
「ロンドンの飲み屋」
「アメリカの酒場」
「二日酔い」
「禁酒の勧め」
「酒の精」