谷川浩司 2014年 角川書店・角川oneテーマ21
これは去年秋に買った古本。
2014年の将棋界がどういう状況だったかは忘れたが、現在のほうが豊島二冠が名実ともにトップきた感あるし、関西強いよねっていうにふさわしい状況のような気もする。
それよか、谷川先生、当時連盟会長だったのに、関西だけにフォーカスした本なんて出してよかったのかねえ、まあ他に誰がいるかって考えてもわからんけど。
なかみは阪田三吉までさかのぼって、升田・大山、という歴史の話はあるんだけど、やっぱおもしろいのは谷川先生本人のエピソードだったりする。
なかでも奨励会三段のときに、旧の関西本部のたまり場で五人で研究をしてたら、先輩棋士ふたりが酒気帯び状態で入ってきて、
>「お前ら何やっとるんや! これは座布団を敷くような将棋やない!」と絡まれた。
>みんながあわてて敷いていた座布団を外した。
って逸話。それが、言われた当日だけぢゃなく、その後の例会の対局のときに、五人は座布団なしで座ったんだという。
先輩棋士がおぼえてるかどうかは定かぢゃなくて、半分は意地だっていうんだけど、その意気がいい。
そのメンバーには福崎九段も入ってて、四段にあがるまで一年以上座布団なしで対局することになったという。
ちなみに福崎さんは、谷川先生が七段時代から始めた研究会に、一度だけ参加したんだけど、対局中ずっと宇宙戦艦ヤマトの主題歌を歌っているので、その一回だけでおことわりになってしまったっていう話もある。
第一章 関西に王将あり――阪田三吉という伝説
第二章 竜虎相打つ――升田幸三と大山康晴
第三章 停滞から興隆へ
第四章 関西将棋界とともに歩む
第五章 進撃! 関西将棋
これは去年秋に買った古本。
2014年の将棋界がどういう状況だったかは忘れたが、現在のほうが豊島二冠が名実ともにトップきた感あるし、関西強いよねっていうにふさわしい状況のような気もする。
それよか、谷川先生、当時連盟会長だったのに、関西だけにフォーカスした本なんて出してよかったのかねえ、まあ他に誰がいるかって考えてもわからんけど。
なかみは阪田三吉までさかのぼって、升田・大山、という歴史の話はあるんだけど、やっぱおもしろいのは谷川先生本人のエピソードだったりする。
なかでも奨励会三段のときに、旧の関西本部のたまり場で五人で研究をしてたら、先輩棋士ふたりが酒気帯び状態で入ってきて、
>「お前ら何やっとるんや! これは座布団を敷くような将棋やない!」と絡まれた。
>みんながあわてて敷いていた座布団を外した。
って逸話。それが、言われた当日だけぢゃなく、その後の例会の対局のときに、五人は座布団なしで座ったんだという。
先輩棋士がおぼえてるかどうかは定かぢゃなくて、半分は意地だっていうんだけど、その意気がいい。
そのメンバーには福崎九段も入ってて、四段にあがるまで一年以上座布団なしで対局することになったという。
ちなみに福崎さんは、谷川先生が七段時代から始めた研究会に、一度だけ参加したんだけど、対局中ずっと宇宙戦艦ヤマトの主題歌を歌っているので、その一回だけでおことわりになってしまったっていう話もある。
第一章 関西に王将あり――阪田三吉という伝説
第二章 竜虎相打つ――升田幸三と大山康晴
第三章 停滞から興隆へ
第四章 関西将棋界とともに歩む
第五章 進撃! 関西将棋