イラスト=穂積和夫/文=花房孝典 1990年 早川書房
これは『スペンサーのボストン』といっしょに、去年とある均一棚で見つけて買ったもの。
巻末には「Recommenndation for ILLUSTRATED ENCYCLOPEDIA OF SPENSER NOVELS.」って、ロバート・B・パーカー氏の、どうぞ一読を、という推薦文がある。
小説でもマンガでも、いわゆる研究本ってのは一時期からはやりはじめたような気がするが、百科事典というのはおしつけがましいとこなくていいような気がする。
なかみは115章になってるんだけど、登場人物のバイオグラフィはスペンサー、スーザン、ホークだけぢゃなくて、ジョー・ブロズとかリンダ・トマスとかも1ページさかれてたりする。
あとは、ボストンの街や建物なんかもいろいろ。
スペンサーとホークの車や銃なんかも解説。
シリーズに出てくる犬の種類なんかもあげられてて、この時点ではスペンサーはまだ愛犬パールを飼ってない段階なんだけど、「犬が欲しいのであろう」と推測してる。それは、
>ボストニアンにとって、住宅事情が許すかぎり、犬を飼うのは、半ば義務のようなものである。つまり、犬を飼っていることが一つのステイタスになっているといってもいい。(p.148)
ということだかららしい、そうなんだ。
そして、私が気に入ったのは、終盤に、ブレックファスト1・2、ランチ1・2、ディナー1~5、ビール1~3、リカー1~3、ワイン1~3、レストラン・ガイド1~5として、作品中に出てきた飲食物をならべているとこ。
スペンサーといえばビールってイメージだけど、よくみたらワインもたくさん飲んでいることを再発見。
>ちなみに、アメリカでは酒類の名前に関する国際協定に加盟しておらず、他の国産の有名ワインと同じ名前のワインを作っているので、スペンサー・シリーズを含めて、ワインの名前だけでは、それがオリジナルかアメリカ産か区別がつかないので要注意。(p.192)
ってのは知らなかった。そのすぐあとの項目で『約束の地』に出てくるものとして、
>*キャリフォルニア産のバーガンディ BURGUNDY
>ほら、こういうのがでてくるでしょ、だからアメリカのワインの話はいやなんだ。つまり、そういうワイン。
とある、なるほど。
あと、最終章にすごいことには、シリーズに出てくる人物名を、架空、実在含めて全部、登場順にならべている。
多すぎて活字が小さいのが見にくくて困るけど、これはものすごい量だ。
ちなみに、出版が1990年なんで、とりあげられてるのはシリーズ第16作の『プレイメイツ』まで。
これは『スペンサーのボストン』といっしょに、去年とある均一棚で見つけて買ったもの。
巻末には「Recommenndation for ILLUSTRATED ENCYCLOPEDIA OF SPENSER NOVELS.」って、ロバート・B・パーカー氏の、どうぞ一読を、という推薦文がある。
小説でもマンガでも、いわゆる研究本ってのは一時期からはやりはじめたような気がするが、百科事典というのはおしつけがましいとこなくていいような気がする。
なかみは115章になってるんだけど、登場人物のバイオグラフィはスペンサー、スーザン、ホークだけぢゃなくて、ジョー・ブロズとかリンダ・トマスとかも1ページさかれてたりする。
あとは、ボストンの街や建物なんかもいろいろ。
スペンサーとホークの車や銃なんかも解説。
シリーズに出てくる犬の種類なんかもあげられてて、この時点ではスペンサーはまだ愛犬パールを飼ってない段階なんだけど、「犬が欲しいのであろう」と推測してる。それは、
>ボストニアンにとって、住宅事情が許すかぎり、犬を飼うのは、半ば義務のようなものである。つまり、犬を飼っていることが一つのステイタスになっているといってもいい。(p.148)
ということだかららしい、そうなんだ。
そして、私が気に入ったのは、終盤に、ブレックファスト1・2、ランチ1・2、ディナー1~5、ビール1~3、リカー1~3、ワイン1~3、レストラン・ガイド1~5として、作品中に出てきた飲食物をならべているとこ。
スペンサーといえばビールってイメージだけど、よくみたらワインもたくさん飲んでいることを再発見。
>ちなみに、アメリカでは酒類の名前に関する国際協定に加盟しておらず、他の国産の有名ワインと同じ名前のワインを作っているので、スペンサー・シリーズを含めて、ワインの名前だけでは、それがオリジナルかアメリカ産か区別がつかないので要注意。(p.192)
ってのは知らなかった。そのすぐあとの項目で『約束の地』に出てくるものとして、
>*キャリフォルニア産のバーガンディ BURGUNDY
>ほら、こういうのがでてくるでしょ、だからアメリカのワインの話はいやなんだ。つまり、そういうワイン。
とある、なるほど。
あと、最終章にすごいことには、シリーズに出てくる人物名を、架空、実在含めて全部、登場順にならべている。
多すぎて活字が小さいのが見にくくて困るけど、これはものすごい量だ。
ちなみに、出版が1990年なんで、とりあげられてるのはシリーズ第16作の『プレイメイツ』まで。