鉄人ノンフィクション編集部 2019年 鉄人社
最近、書店でみかけて、なんかフラフラと買ってしまったもの。
副題は「衝撃の迷ラスト120本」で、表紙に「あの人気作・名作の意外すぎる結末とは!!」ってあるように、まあそういうものを集めたもの。
なんかこんなの前にもなかったっけって本棚を探したら、『消されたマンガ』ってのが同じ出版社の出してるやつだった。
本書は冒頭に、
>最終回がグダグダになってしまう理由はさまざまですが、そのいずれもが読者や視聴者に衝撃をあたえ、ときに深いトラウマを植え付けるケースも珍しくありません。
>本書は、かつて見た漫画やアニメ、ドラマ、ゲームなどの最終回から、わたしたちの心に大きな傷を残した作品や、あまりのヒドさで逆に心に残ったものだけを厳選して、年代別にまとめたものです。
ってあるので、基本的にひどいもののコレクションなんで、そういうのを読むのは、ちょっとならおもしろいけど、何十本もあると疲れるというか、飽き飽きするのは最初から想像できたことではあるが。
一作品あたり2ページか1ページで、やっぱこういうの雑誌で週に1本とかで読むのなら退屈しのぎになるんだけど、これだけまとまってるとくたびれるのは予想どおりだった。
「70年代以前」「80年代」「90年代」「00年代以降」って年代別に四章になってんだが、どうしても興味があるのは古いものなので、最初のほうはそれなりに、知らなかったーとか、知ってるーとか、楽しめたんだが。
時代が進むにつれて、そもそも知らないマンガが多くて、自分がいかに連載マンガ読むという生活スタイルから遠ざかっちゃったのかと痛感することになった。
でも、ゲームのエンディングがひどくてとかなんとかいうのは、どうでもいいことのようにしか思えないし。
だいたい、人気なくて連載打ち切りで中途半端なところでムリヤリ最終回、ってパターンはいくつもあるけど、それは「人気作・名作」ぢゃないんだから、看板にいつわりアリだよね、それはそれで別に集めるべきことなんでは。
むかしのものでは、「デビルマン」の終わり方ってのは誰でも知ってることだが、やっぱすごい。
梶原一騎原作ものでは、なぜか投げ出したように唐突に終わっちゃうのは「侍ジャイアンツ」でも「タイガーマスク」でも同じで、なんか完成度が低いだけなのではと言いたくなるだけ。
今回、あれ、そんなんだっけ、って気になってつい読み直してしまったのは、「大ぼら一代」。
そしたら、でっかいとこでは、最後、大地震が起きちゃったりとか、細かいとこでは、下水経由で少年刑務所に潜り込んだりするシーンとか、なんかこれって『光る風』の影響受けてんぢゃないの、って改めて気づくようなことになった。
…って、いま、この記事書いてて、過去記事検索して「大ぼら一代」を探してたんだけど、見つからない。もしかして書いてなかった!?
※6月6日付記
そういえば、どうでもいいけど、最近『鬼滅の刃』というすごい売れてるマンガが無事最終回にたどりついたらしい。
ありえないよね、従来の少年ジャンプ的常識では。人気あるうちは作者がやめたくてもやめられなかったはずなのに。