many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

名人を獲る

2021-07-03 19:18:34 | 読んだ本

田丸昇 2021年3月 国書刊行会
サブタイトルは「評伝 米長邦雄」。
著者は、米長永世棋聖の弟弟子なんだけど、ただの棋士(?)ぢゃなくて、元「将棋世界」編集長だったりするんで、そういうの適任なんではないかと。
なんで今ごろ出版されんだろ、と思って、本人の著書もいろいろ読んだから、いまさらいいかとか、ちと迷った末に、せっかくだからと思い、5月ころに買ったんだったか。
まあ、そういうわけで、たいがいの話の大筋は知っているようなもんだったが。
内弟子時代に師匠の家で女性と同室になったとか、升田三冠王が米長の才能を認めたのは将棋大会の帰りに佐瀬家に寄ったときだったとか、そんな細かいエピソードは初めてのような気もしたが。
1995年に参院選に出るとかってなりかけたときに、夫人が反対したのでやめた、ってのもあまり聞いた記憶ないエピソードだった。
まあ、いつものとおり、出たばっかの本の内容をあまり多く引用したりすんのは、やめとく。
でも、冒頭の章では、米長語録をあげて解説してるけど、これが後続の章のあらすじ紹介みたいな役目になってるんで、忙しいひとはそこだけ読んでみたらどうでしょう。
第一章 米長の折々の名言
第二章 生い立ちと棋士を目指した頃
第三章 「さわやか流」の生き方で盤上盤外に活躍
第四章 奔放なエピソードと著名人との交流
第五章 中原を破って五十歳で悲願の名人位に
第六章 将棋連盟会長として財政再建と普及に尽力
第七章 波乱万丈の人生を終える

コメント
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