小沢一郎 1993年 講談社
発行は5月20日なんで、小沢一郎がまだ自民党にいたときの出版なんだが、私のもっているのは第2刷で7月1日になってるから、離党したあとってことになる。
当時話題になってたんで、読んでみよーかと迷ったときに、まえがきをパラパラとめくってみて、買うこと即決した。
その冒頭にあるのは、アメリカのグランドキャニオンの断崖絶壁には、柵もないし、危ないと書かれた立札もないって話。自分の安全は自分の責任で守るってのが普通の国でしょ、自ら規制を求め自由を放棄するようぢゃダメっていうメッセージに魅せられた。(いま改めて読み返してる最中だけど、まえがきの部分には本書の内容が要約されてて、非常によい。)
日本の戦後政治は、多数決原理を無視してきたとかって指摘もドキッとして、いーねっ!。へんな満場一致主義(擬似民主主義的な慣習ね)にとらわれて、多数が賛成しているのに少数のダダっ子に譲歩しなきゃいけないとしたら、それは“少数決”だもん。しかも、少数は結果が失敗したときに責任とりゃしない。
政治のこと書いてあるといっても、わかりやすくて面白い本です。気になるフレーズに赤鉛筆で線引いてったりすると、あっという間に各ページに線が増えていきそーな感じです。いま現在、彼が何やりたいのか(首相やりたいのか?)いまいち見えない感じがしてたんだけど、これ読んで、変わってなきゃいいなーという気がする。
発行は5月20日なんで、小沢一郎がまだ自民党にいたときの出版なんだが、私のもっているのは第2刷で7月1日になってるから、離党したあとってことになる。
当時話題になってたんで、読んでみよーかと迷ったときに、まえがきをパラパラとめくってみて、買うこと即決した。
その冒頭にあるのは、アメリカのグランドキャニオンの断崖絶壁には、柵もないし、危ないと書かれた立札もないって話。自分の安全は自分の責任で守るってのが普通の国でしょ、自ら規制を求め自由を放棄するようぢゃダメっていうメッセージに魅せられた。(いま改めて読み返してる最中だけど、まえがきの部分には本書の内容が要約されてて、非常によい。)
日本の戦後政治は、多数決原理を無視してきたとかって指摘もドキッとして、いーねっ!。へんな満場一致主義(擬似民主主義的な慣習ね)にとらわれて、多数が賛成しているのに少数のダダっ子に譲歩しなきゃいけないとしたら、それは“少数決”だもん。しかも、少数は結果が失敗したときに責任とりゃしない。
政治のこと書いてあるといっても、わかりやすくて面白い本です。気になるフレーズに赤鉛筆で線引いてったりすると、あっという間に各ページに線が増えていきそーな感じです。いま現在、彼が何やりたいのか(首相やりたいのか?)いまいち見えない感じがしてたんだけど、これ読んで、変わってなきゃいいなーという気がする。