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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

短歌の友人

2011-04-16 20:15:05 | 穂村弘
穂村弘 2011年2月 河出文庫版
穂村弘の、歌集でもなく、エッセイ集でもなく、歌論。
ぜんぶで7章31編の、歌について書かれた評論を集めたもの。
私は、穂村弘の短歌とかを、ただ何となく面白いと思って読んでるもんだから、マジメな「歌とは」みたいな議論はホントの意味では理解できないんだけどね。
なかでは、80年代にデビューした穂村弘の歌につかう言葉でも、私には十分鮮烈なんだけど、「近年の二十代の作者の歌」について穂村弘が、「『うた』としての過剰な棒立ち感」と解説するとことかが興味深い。
第1章 短歌の感触
第2章 口語短歌の現在
第3章 〈リアル〉の構造
第4章 リアリティの変容
第5章 前衛短歌から現代短歌へ
第6章 短歌と〈私〉
第7章 歌人論
コメント
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