kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

「義務」と「権利」

2011-07-27 | 陸上競技
火曜日、午後からは保護者会があるので午前中に出来ることをやっておかなければいけませんでした。練習は午前中にしていました。この日は合宿終了後の最初の練習です。合宿を振り替えって自分達の取り組みをもう一度考えさせる必要があります。言わなくても大丈夫だとは思っていましたが怪しいので7時にキャプテンに「日誌を持ってくるように連絡を回すこと」というメールをしました。が、7時半頃に「メールするのが遅くなってしまって半分は家を出た後だった」という返信でした。うーん、考えさせられますね。これはメールが遅くなったことに対してではなく「言われないから日誌を持ってこない」という部分にです。日誌は毎日書くことというのが約束です。基本的には自分自身の内面を振り替えるために書く。私に「こんな事をやった」というアピールをするためではありません。内面の変化が生まれてきた選手は必ず強くなります。逆にここが変わらない者はいつまで経っても何も変わりません。日誌をかなり重視していますが、これを「持ってこない」というのは良くありません。合宿中も日誌を書いていない者がいました。これまでの合宿で日誌を書いていないという者はいませんでした。朝練の時間に何も言われずとも提出をするというのが流れです。「書くのを忘れていました」というのはどうなのか?大いなる疑問を持っていました。

練習前に数人分の日誌を持ってきましたが内容が・・・。「高校生だから仕方ない」と言われればそれまでですが、今まで繰り返し指導してきた部分は全くです。「速い人と走れて刺激になった」「○○と同じくらいで走れたので質が高かった」というレベルで終わってしまっています。これも繰り返しになりますが「自分が何を感じたのか」「これから何をしていかないといけないのか」を考えるように言っています。合宿で「走れた」「走れなかった」なんてことは次には絶対につながらないのです。blogを見ている人にこの部分を否定されても私はそう信じてやっています。実際問題この部分の変化がない者は動きも100%変わりません。何故なら言われていることを実行できていないからです。きちんとした形で理解できていないからです。「日誌を書く」という形だけのことを求めているわけではありません。その中身の問題なのです。

以前日誌に「先生は女子ばかりをひいきしている」と書かれたことがあります。男子に対しての指導と女子に対しての指導が違うと。つまり「自分達には教えてくれない」「もっときちんと指導しろ」ということです。確かに明らかに「差」があります。理由は明確です。こちらが求めていることをやろうとしているかどうかの「差」です。高校生は「権利」を主張します。自分達は部活に所属しているのだから顧問の指導を受けるのが当然だ。練習をやるのは当然なのでからきちんと指導しろ、と。こちらからすれば「義務」を果たしていないのに「権利」だけを主張するのはおかしいと思います。取り組みの姿勢は「日誌」に現れると思っています。「今日は一生懸命やった」「疲れたけど頑張った」と書いている選手と「今の自分の課題は○○。ここを克服するためには◇◇をやっていく必要がある」「先生に××と言われた。自分に足りない部分だ。」と自己分析ができる選手、これに同じ指導ができるのかという話です。意欲が高い者と普通の者、全く同じ指導はできないと思います。自分自身がどのような取り組みなのかを冷静に考えないといけないと思います。複数の人に練習日誌を並べて見てもらうとこの「差」は歴然としていると思います。同等に扱うのは難しい。それでもかなり指導はしているつもりなのですが。

日誌の中身もですが、日誌を書くときに繰り返し指示をしていることがあります。これは本当に簡単なことです。「他人に見せるものだから下敷きを使うこと」と指導しています。最も簡単なことなのですが数人は全く使いません。繰り返し指導をしているのですが簡単なことができません。こんな簡単な「義務」が果たせないのに「権利」を主張するのはどうなのかと思いますね。練習を見ているとやはりこちらが求めている動きとは全く違うことをやっています。注意をするのですが自分のペースで自分なりの動きをやっています。これでは何も変わりません。練習の取り組みというのは他の部分が明らかに影響してくるのです。

「権利」を主張する前に「義務」をしっかりと果たす必要があります。当然のことだと思います。やりたいことだけをやるというのは明らかに間違っています。こういうことはきちんと教えていかないといけません。自分のことだけを考えるのではなく周りを見ながら自分達が何をやっていくのかを考える。この「考える」ということがきちんとできれば色々な物が変わってくると思います。

1つ1つ言い続けていかなければいけません。大変な労力です。それでもやっていくしかありません。他の指導者がどこまでやっているのか分かりませんが、「やっておけ」で終わらせるつもりはありません。細かいところまで指導していかなければ分からないことが多いですから。やっていきます。
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バタバタ

2011-07-26 | 陸上競技
月曜日、さすがに練習は休みとしました。2日で4回の練習ですから疲労が蓄積している部分もあるでしょう。私は朝から職場へ。まー当然の話です。練習があろうとなかろうとやらなければいけません。この日はインターハイの宿舎や交通手段の確認、国体最終予選の参加料の支払い、次回合宿の準備、保護者会の準備とバタバタ動いていました。

今回はインターハイに行く前に保護者会をすることにしていました。インターハイから戻ってきてからすぐに国体最終予選もあります。国体合宿も実施されますから本当に面談をする時間が確保するのが困難でした。インターハイの直前に全く練習を見ないというのは避けないといけないと考えていたので保護者会の日程は全て12時以降にしていました。全てを上手く回すためには自分がやれば済む話ですからね。

日程を決めるときには比較的余裕があると思って12時からにしていたのですが良く考えてみると食事をする暇がない!!面談の合間に食事を買いに行こうと思っていたら、日程変更の電話がかかってきたりして気が付くと夕方(笑)。やはり余裕を持っておかないとダメですね。

お腹を空かせていると同僚(かなり年配ですが)が温泉卵を差し入れてくれました。私は玉子が好きなのを知っていての差し入れです。ありがたいですね。が、食べる手段がないので結局我慢(笑)。ほとんど何も食べずに過ごしました。

ここ最近色々とお酒を飲む機会が多かったのでしばらく禁酒しようと思っていました。帰宅後も飲まずに我慢。が、うちの奥さんが気を利かして酎ハイを買ってきたのであえなく挫折(笑)。意志が弱い。少しのお酒は元気になるから良いんですけどね。

結局全く休めずです。厚生休暇なるものがこの世に存在するらしいのですが基本的に取るタイミングがありません。どうなんでしょうか。ある程度は好きでやっているので仕方ないといえばそこまでなのですが。バタバタした1日でした。
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試合の流れを考える

2011-07-26 | 陸上競技
合宿中に夏の高校野球の県予選をやっていました。この試合を見ながら色々と考えることがありました。優勝候補に挙げられている学校が思いも寄らぬ所で敗退してしまうということが多々ありました。我々は評論家ではありませんからあれこれ言っても意味はないのかもしれませんが「高校スポーツ」について考えさせられることがあったと思います。

指導云々について考えさせられるのではなく「試合の流れ」についての話が多く出ました。これは目の前の試合だけではなく、その前の段階からの試合についての話です。陸上競技でいえば「支部大会」「県選手権」「県総体」「中国大会」という流れです。高校野球はトーナメント制ですから1回戦、2回戦という流れがあるのだと思います。私はそこまで詳しく考えていませんでしたが他の方の話を聞くと納得することが多くありました。

優勝候補のチームが初戦の先発投手をエースではなく準エースを登板させたということでした。これにより初戦はかなり苦しみ何とか勝ったというゲームでした。力的には断トツで強かったようですが最初の試合から流れがつかみきれません。初戦でエースではない投手を登板させるということは「楽勝」だという感じがあったのでしょう。そういう意図はなくても選手は高校生ですから指導者のそういう部分を感じ取るのではないかという事を言われていました。なるほどという感じです。指導者にそういう意図はなくても「万全を尽くす」という観点からしても流れができない。最初にエースを登板させて相手に「強い」「勝てない」と思わせてから早い段階で投手を代える方が流れができるかもしれません。結果論といえば結果論になるのかもしれませんが、たいていの場合当てはまりますね。

陸上競技でも「予選」「準決勝」「決勝」という流れがあります。力があるからといって予選・準決勝を適当に走り決勝だけ力を出そうと思ってもなかなか上手く行きません。そのパターンで県総体を通過したとしても中国大会では上手く行かないかもしれません。ましてインターハイでは100%予選落ちになります。当然です。全てに流れがありませんから。決勝で良いレースをするためには最初の段階からきちんと組み立てていく必要があります。以前、高校総体の400mHで予選の走りを指示しました。予選とはいえ300mまではきちんと走っておくこと、と。しかし、何を思ったか200m地点でスピードが緩みました。何かと思って聞いてみると「大丈夫と思って流した」という返事。うーん、良くありません。案の定、準決勝の走りもなんとか走ってギリギリ決勝へ。決勝も精彩を欠きやっとゴールまでたどり着いたというレースとなってしまいました。200mで流したから決勝が走れなかったとは言い切れませんが、やはり上手く流れが作れていないのは間違いないと思います。特に高校生ですからこの辺りのことは顕著に出てきます。

また、強豪校を破ったチームの表情を見て「これで終わりだね」と言われていました。選手の表情が「満足している」という事でした。通常なら勝てない相手に勝つ。ここに勝ったのだから自分達は甲子園に行けるという自信(過信)も生まれたはずです。「勝って兜の緒を締めよ」の言葉通りに、まだ何も終わっていないのです。次の試合に向けて気持ちを更に引き締めなければいけない。強豪校に勝つことを目標にしているはずではありません。あくまで優勝して甲子園に行くことが目標のはずです。これも結果論かもしれませんが次の試合は全く点が取れずに負けていました。

陸上競技でも同じ。支部大会で優勝したことで満足する。これに全く意味はありません。県総体出場を目標にしているのではありませんから。記録会、支部大会、県選手権と自分の課題を見つけていって県総体である程度の流れを作る。県総体で見つかった課題を中国に向けて修正していく。こういう流れがなければ上手くいきません。県総体で優勝したからといって満足していたら中国大会では絶対に戦えません。県選手権で3位以内に入賞したからといって県総体で間違いなく勝ち上がれるというのは決まっていません。人は「満足」してしまったらそれ以上の成長はないのです。勝てるものも勝てなくなってしまいます。

「インターハイ出場」を目標にしていたらインターハイ出場が決まった時点で終わり。遠くまで旅行気分で行って参加して帰ってくるだけになってしまう。参加する選手全てが戦えるわけではないが、目標とする舞台で自分の力を最大限に発揮することは大きな意味を持つ。満足していたら中国大会からインターハイまでの練習の質は落ちてしまう。もっと高い目標を掲げないといけないのです。

物事には流れがある。改めて感じました。しっかりと刻んでおきたいと思いますね。
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スタンプラリー

2011-07-25 | 陸上競技
土日の合宿がセミナーパークで行われました。普段は近くから高速道路を使って行くのですがこの日は時間に余裕があったので2号線をひたすら走っていく事に。途中コーヒーを飲もうとセブンイレブンへ。車を運転するときには必ずといって良いほどコーヒーを飲みます。眠くなるわけではないのですが癖みたいなものですね。

寄ってみると入口の所にポケモンのスタンプが。どうもスタンプラリーが実施されている様子でした。夏休みや冬休み等ではよく行われています。前は仮面ライダーだったような…。数日間家にいませんから子供達に何かお土産をと思い、スタンプを押していくことに。セミナーパークに往復する間にかなり多くのセブンイレブンがあります。図々しいので全ての店舗に寄ってスタンプを押して回ることにしました。

8つ集めないといけないのでかなりの店を回らないといけません。買い物をしないのに寄るのは申し訳ないなという想いもありましたが、寄る度に買い物をするとかなりの出費になりますから心を鬼にしてスタンプだけ押すことに(笑)。日本人は遠慮をするタイプが多いですからこういうビジネスが成立します。スタンプを押すだけは申し訳ないから何か買わないと…と思って買うのです。狙いは明確ですね。そういいながらカルピスウォーターを2本買ったら付いてくるピカチュウのおもちゃ目当てに買ってしまいました(笑)。結局貢献してます。

4つ集めてシール、8つ集めてポケモンポスター(152匹載っているらしい)。子供が3人いますからケンカにならないように3つスタンプを押して回りました。本当は子供と一緒に回る方が良いのかなとは思いますが土日はなかなか時間が取れません。平日は勤務がありますから難しくなります。子供に寂しい想いをさせているのは間違いないですね。だからこそ少しだけでも笑顔になれるように何かをしてあげたいなと。

真ん中の息子は絵を書くのが大好きですからポスターを見ながら絵を描いていました。下の息子はノートにシールを貼っていました。「これは飛ぶポケモン」と言いながら自分で分類してシールを貼っていました。微笑ましい風景でした。回って良かった(笑)。
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本当の感動とは何か

2011-07-25 | 陸上競技
合宿終了後、帰宅して久々にテレビを見ました。アナログ放送終了してました。が、ほとんどのチャンネルで今まで通り映っている感じがありました。その中で27時間テレビをやっているので少し見ることに。うちの家族は昔からナイナイが好きで土曜日は必ずと言っていいほどめちゃイケを見ています(笑)。最後のほうでやべっちが100キロマラソンを走り完走するという場面がありました。やべっちは誕生日が同じ事もあり、以前から好きなたタレントでした。明らかに間に合いそうにない場面で「相方を想う言葉」の場面が放映されました。この時岡村さんが珍しく涙を流していました。最初から見ていたわけではありませんから全体の流れがどうなっているのかは分かりませんが、この場面を見て感動していました。

ご存じの通り岡村さんはしばらくの間体調を崩してテレビに全く出ない時期がありました。この時期にやべっちが一人で多くのレギュラー番組に出続けて乗り切っていました。「自分がお笑いの世界に誘ったから(こんなことになった)」「もう戻って来れないのではないかという覚悟もあった」とやべっちが真剣に話している姿を見て岡村さんが涙を流し、走っているやべっちの所に迎えに行くという姿がありました。迎えに行くための自転車が準備してあったことから「最初からこういう予定だった」という部分もありますが、自分のことを真剣に想ってくれている相方の存在は岡村さんにとって本当に大きな事だと想います。再会してからは走るペースも上がり、何とか放送時間内に間に合ったという感じでした。迎えに行っていなければ絶対に間に合わないと思います。

24時間テレビのマラソンとは違う部分があります。どちらも意味も分からず長い距離を走っています。しかし、今回のやべっちのマラソン挑戦は「苦しんできた岡村さんのために」という部分が強くあるのではないかと勝手に推測します。上手く言葉にできませんが「言葉にはできないメッセージ」が含まれているのではないかと考えています。ある意味作られた「ドラマ」であることには変わりないかもしれません。しかし、そこには「一人の人間に対する想い」が存在したのは事実です。多くの人にメッセージを送るのではなくたった一人にメッセージを送るために走ったからこそ多くの人の心に訴えるものがあったのではないかと思います。

部活動を真剣にやっているくと考えられないドラマが生まれることがあります。それなりにやっていたのでは絶対に感じられないドラマと感動です。何となく、何も考えずに「楽しいから」でやっているだけでは得るものはありません。強い「想い」を持って何かに取り組むから他者の「心」を動かすのです。先日のなでしこジャパンも同様だと思います。こちらはスポーツですから作られた感動は絶対に存在しません。その場で起きている現象が全てですから。県総体、中国大会も同様です。こうなるだろうという予測通りに行くことはありません。だからこそ全ての結果を見たり、自分の持っている力を最大限に発揮したときに大きな感動が生まれるのです。「心」を動かすためにはやっている本人がどれだけの「想い」を持っているかだと思います。

中国大会のマイルで7位となったとき本当に泣き崩れました。感動とは違います。喪失感とも違います。上手く表現できませんが最後まで一生懸命に走る姿、それを全力で応援する姿、結果を受け入れることができなくて全員が泣き崩れて立てなくなる姿、作ることはできない現実。こういう場面を経験することができるからこそ「想い」を持って何かに打ち込むことは大事なのです。ナイナイはお笑いに対して真剣に打ち込んでいるのでしょう。だからこそ相方に対する「想い」も人一倍大きい。これが一部作られた番組であっても「想い」は嘘ではないと思います。だからこそ見ている人間の「心」を動かす。そう思っています。

競技に対してどれだけ真剣に取り組めるか。何を「想い」、何を「感じ」ながらやっていくか。本当に大きな事だと思います。そういう経験は必ず人を育てます。テレビを見ながら強く感じました。特に大好きなやべっちでしたからそう感じたのかもしれません。普段そんなにテレビは見ませんが、今回感じたことは多くのことにつながっていくと思います。見れて良かったと思いますね。
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インターハイのスタートリスト

2011-07-25 | 陸上競技
先日から東北インターハイのサイトにスタートリストが出ているという話を聞いていました。見つけてダウンロードしようと思って試みましたがびっくりするほどファイルが重くて開けない状態が続いていました。こんな状態なら1種目ずつアップロードする方がいいのではないかと思いますね。このご時世、1つのPDFのダウンロードに10分近くかかるような事はありませんからね。しばらく諦めていました。

先ほどもう一度挑戦してみると何とかダウンロードできました。



女子200mのスタートリスト見てみるとなんといきなりランキング1番と同じ組です(笑)。ラッキーといえばラッキーかもしれません。なかなかこういう機会はありませんから。同じ組には2年生が複数居ます。9人中3人が3年生、残り6人が2年生です。持ちタイムは組で6番目ですが、目標とする25秒20前後のタイムを持っている選手が2人います。この2人ときちんと勝負していくことができれば来年のインターハイでの戦いが見えてきます。簡単なことではありませんがチャレンジャーとして臨むこの大会をしっかりと楽しめたらと思います。外側のレーンに24秒台が3人います。内側から一気に抜かれて硬くなるよりは自分のレースができるのではないかと考えています。

8組2着+8で組まれています。準決勝24人に残るためには持ちタイム24秒台は必要だと思います。今の力では少し厳しい部分がありますが、「走って帰ってくる」だけは避けたいと思っています。ラウンドを進むことを真剣に考えています。インターハイの舞台で25秒20を切るレベルまで行けば可能性はあると思っています。そのためには今できることをしっかりとやっていきたいと思います。残された時間で課題を1つずつ克服していって可能性を高めていきたいと思います。

うちの学校の代表としての誇りを持って取り組んでもらいたいですね。
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tabe合宿2日目

2011-07-25 | 陸上競技
日曜日、tabe合宿の2日目。この日も暑くなりそうだという雰囲気がありましたが風が吹いていて結構過ごしやすかったですね。1週間前の国体合宿と比べると全く違います。日差しは強いですが過ごしやすい。これなら熱中症という感じにはなりません。

短距離の練習は前日同様動きの確認をしてから短い距離を。その後インターハイ組を除いて坂道に行きました。今回私はインターハイに行く選手の練習についていました。そのため他の選手の練習は見に行っていません。申し訳ないなという気持ちもありますが、この合宿の意味を考えると自分達のためにどれだけできるのかとい部分は大きい。自分達で雰囲気作り等ができなければ今後の活躍はできません。冷たいかもしれませんがここで練習ができないようであればそこまでです。苦しくても言い訳をせずにしっかりと走ることが大事だと思います。「インターハイ選手だけが優遇されている」と感じる部分があるかもしれません。人間ですから当然起こりうる感情だと思います。しかし、高いレベルを目指して動きを見ていくことで他の選手にも最終的にプラスになります。指導する私が色々と勉強することができるからです。その辺りは高校生では理解が難しいかもしれませんが・・・。

別メニューでインターハイ選手の動きを見ることに。動きのタイミングがずれているという指摘を受けていました。この日のドリルの時から少し遅れ気味の所がありました。元々その部分の動きは少し遅れ気味で回転が後になります。この部分をパワーで持って行くことで走っていました。しかし、これから先上のレベルで戦っていくためには細かい動きを修正していく必要があります。左の足首に痛みがあるので我慢できずに潰れてしまう部分もありました。ここまできたらしっかりと我慢してやっていかないとけません。ここの部分があるのでどうしても最初の動きでもたつきます。
少し意識させてから今度はSDの確認。いつの間にかスタートの構えが若干変わっていました。後のブロックの位置が狭くなっている&腰の位置が高くなっていました。最も信頼できる方にスタートを見てもらい色々と修正をしていきました。スタートのポイントになる部分を教えていただき、1つ1つ改善していくようにしました。スタンディングからの運びでは上に抜けてしまう部分があります。また後ろ足の動きでは膝の締めが甘くなり重心が移動できない。これを繰り返し繰り返しやっていきました。簡単にできることではありませんが、スタートのもたつきは致命的です。この部分の遅れは取り戻せない遅れへとつながっていきます。ある程度は改善されてきたと思いますが上のレベルで戦うには不十分です。

その後はカーブのSDを数本。やはりもたつきます。進まないといけない部分が進まない。これにより大きなロスを生みます。何度か繰り返していく中で3本に1本は流れに乗れるスタートができるようになりました。しかし、前足側の意識が強く1歩目で止まってしまいます。うーん、なかなか難しいですね。スタート終了後は120m+60mを。他校の投擲選手が引っ張ってくれました。こういう部分でも感謝しなければいけません。多くの人の力を借りて練習をしているのです。自分一人では質の高い練習をするのは難しい。指導に関しても多くの人が手を貸してくれるからここまでのレベルに来たのです。戦うために高い意識を持ってもらいたいですね。

午後はひたすら補強をやることに。完全に私に任せられましたから2時間程度みっちり体幹中心の補強を。最初の20分はうちのキャプテンに任せました。こういう場面で自分の考えを示して指示を出すというのは大きな勉強になります。普段ではできない経験をさせることで多くのことを学べると思います。補強は自分自身の意識の問題です。これまでは大半の選手が「やるだけ」でしたが今回は半分以上はきちんと目的意識をもって取り組むことができていました。炎天下の中で補強をしていたのですがある意味楽しくやってくれたのではないかと思います。

この合宿の参加チームからインターハイに行くのが「当たり前」の状態になってきました。今後は「入賞するのが当たり前」というレベルに行けばと思います。全員の意識レベルが大きく上がることは難しいかもしれませんが、中心となるチームが自覚を持って全力で取り組んでいくことで雰囲気は変わっていきます。良い練習ができたと思います。
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tabe合宿1日目

2011-07-24 | 陸上競技
土曜日から毎年恒例のtabe合宿でした。合宿のレベルとしてはかなり高くなってきました。参加校はそれほど多くありませんがこの中からトラック種目でリレーと200mでインターハイに出場します。インターハイ参加が当たり前となり、戦うレベルまで引き上げていければ良いですね。

今回も私は総務。あれこれやることがあったので裏方メインで労働。出来るだけ練習がスムーズに進むようにサポートしていきました。午前中は基本的な足運びと短い距離を中心に。ここ最近しっかりとやってきたのてある程度は出来るようになってきていました。が、重心移動が伴いません。もう少し進まないといけません。これは落とす意識が強すぎるのも影響していると思います。きちんと前まで持ってこなければ進みません。大きな課題です。
短い距離はスピードの差を感じましたね。インターハイに行く4継メンバーのスピードを目の前で見たり一緒に走ることができるというのは貴重な経験です。なかなか出来ることではありません。午前中はうちの女子が雰囲気作りをしているように感じました。最低レベルの役割は果たせているのではないかと思いますね。冬の合宿では合宿の雰囲気が良くなかった。これは中心とならなければいけないはずの選手達がきちんと出来なかったからです。女子に比べ男子は少し(かなり?)物足りなさを感じました。何故遅い組に入るのか。せっかくのチャンスを逃していることに気づかなければいけません。

午後の最初は暑い時間帯だったこともあり、最初に補強をしてから練習に入ることになりました。補強担当ですから40分程度やることになりました。が、この時のグループ分けに手間取りました。他校と組むように指示を出したにも関わらずうちの1年生男子がオドオドしてなかなか動けません。早く組むように促しましたがそれでも動きません。大激怒です。確かに初めて合宿に参加していますから自信も持てず人についていく方が楽です。しかし、試合では全てにおいて自分で動かないといけません。知らない選手と一緒にレースをする事がほとんどです。ビビっていたら絶対に力は出せません。こういう機会に自ら進んで動けるようにならないと何も変わりません。甘いですね。

その後はまた動きの確認をしてからショート。最後に150mと60mを数セット。男子はインターハイ選手が引っ張ってくれてかなり良い雰囲気の中で練習ができました。「shoko女子に主導権を取られているので取り返さないと(笑)」と言っていたそうです(笑)。こういう雰囲気になってくると練習が良くなっていきます。強い選手が全体を引っ張ってくれると引き締まりますし、練習のレベルが上がっていきます。うちの男子もどうすれば強くなっていくのかをしっかりと見ていかないといけません。自分から進んで前の組に入っていくようにしていかないと強くはなりませんからね。

女子はインターハイ選手が最初女子と一緒に走ったのですがせっかくなので男子の組に入るようにしました。男子の3組目でしたがなんとか付いていくことができていました。他の者はもう少し他校に付いて走れるようにならないといけません。取り組みの姿勢は格段に上がってきたので後は力が上がっていかなければ戦えるようにはなりません。3番手以下の1年生がどこまで真剣に強くなっていけるかが鍵を握っています。

全員が楽しく走れました。笑いながらの楽しくではなく充実感がある練習になりました。こういう機会を大切にしていきたいですね。
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どうやって戦うか

2011-07-23 | 陸上競技
指導者で集まると色々な話をします。話があちこち飛んでしまうこともありますが時間をかけて今後のことを話し合ったりします。同年代の指導者とはほとんどこの辺りの話が中心です。

今のところ私は運良く選手に恵まれています。ここ数年間は中国大会に行くのは「当たり前」となってきましたし、昨年に引き続きインターハイに出場することもできました。それとは反対になかなか選手が集まらない指導者もいます。同年代だからこそ「想い」を共有できる部分もあります。逆に同年代だからこそ「先にインターハイに行かれた」という悔しさもあると想います。感情論ではなく人間ですから当然だと思います。逆にこれがなければ指導者としては成長しないと思います。「あいつにできるのだから自分も必ず」という気持ちがなければ勉強もしませんし、選手を育てていこうという気持ちにはなりません。今はたまたまうちに選手がいてくれるのでそれなりに結果は出せていますが、いつ逆転してもおかしくないと思います。

そんな中で「これからどうやって戦うか」を真剣に話します。人口が違う、スタートラインが違うという否定的なことだけでは何も生まれません。この部分は変えようのない現実ですが、そこをどうこういったところで何も変わらないのです。そこを克服するためには他県に行って選手を集めるしかなくなるでしょう。こんな考え方では間違いなくどこへ行っても選手は集められないと思います。「今目の前にいる選手をどう育てるか」です。ここに目を向けていかないと指導者自身も成長はしません。こういう感覚が同じ指導者と話すと普段とは違った形で真剣に話すことができるようになります。幸い私の周りには同年代で一生懸命やっている指導者がいますから大きな刺激を受けることができます。恵まれていると思います。良い選手が来たから強い、中国大会に行く、インターハイに行くというのでは面白くありません。安定して力を発揮できるチーム作りが必要になっていくと思います。

昨年の冬からは「合同練習」の機会を増やしました。自分の所だけではなく全体を見ていく必要がある。地区のレベルが上がらない限りは県でも中国でも戦うことはできない。そういう意見で考えが一致して定期的に一緒に練習をしていきました。この効果がどれだけあったのかは数値としては分かりません。しかし、意識付けの部分としては大きいと思います。思うことは「一生懸命やる指導者」が集まれば大きな力が生まれるということ。「参加させてください」というだけでは良くありません。目の前の選手をどうにかしたいから一緒にやろうというのであればこちらも大きな刺激を受けます。しかし、人に任せて「やっておいて」だけでは絶対に変わりません。次選手がいたときにも同じ事です。理屈だけでは世の中は回りません。機会を生かすことは大切だと思います。私はしつこいので気になったことがあればひたすら聞きます。相手は迷惑だと思いますが、こういう機会しか勉強はできませんから。

私のような若輩者が考えるのだから年配の方はもっともっと真剣に考えておられると思います。しかし、同年代の指導者と一緒に考え、悪戦苦闘して進んでいくことできっと追い越せると思っています。同年代でも「すごいですね」で終わるようでは一緒に進んではいけないかもしれません。もっと貪欲に貪欲にやっていく指導者になっていきたいと思います。同年代に素晴らしい指導者がいます。負けたくはないですね。同じ方向を向いて、時には協力し、時にはライバル関係を持ち進んでいきたいと思います。

ちょっと真面目な話になりました。エネルギーをもらいました。負けません(笑)。
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合宿でハードル

2011-07-22 | 陸上競技
金曜日、緊急に合宿で指導をすることに。徳山支部の合宿があったのですがtabe合宿と重なったため今回は支部合宿には参加をしないことにしました。申し訳ないのでせめてハードルの指導くらいはやろうかと。この合宿では競技レベルに大きな差がありますから一番底辺に合わせた指導が必要になります。勉強になるかなと思います(笑)。


そのためうちの選手は学校に置いていくことにしました。前日に走っていますから休息の意味も込めて外補強のみ(笑)。本当に休みになるのかって話ですが1時間程度で終わらせて、明日からの合宿の準備をさせることに。ここ最近はある程度意識が上がってきているので任せられる部分もあります。こういう日にきちんとした練習が出来ないと本物にはなりませんからね。

合宿にはうちのハードル選手も1人連れてきました。5月に骨折をしてから全くハードルを跳んでいません。跳びたいオーラが全開ですから基礎からもう一度やらせていこうかなと思って連れてきました。他の学校の選手レベルが良く分からない部分がありましたからちょうどいいかなという感じでしょうか。リハビリです。

本当に素人のような子もいたので基礎の基礎からやりました。普段の練習量も違うはずですから無理は出来ません。もちろん難しい事も出来ません。こういうときは難しいですね。簡単にはいきません。かみ砕いて指導レベルを下げてやっていくしかないのでかなりの時間をかけました。午前中の最後に何とか踏み切りと抜き足の基本的な動の確認までたどり着きました。貴重な経験です。

午後から人数も増えてハードルのドリルをやることにしました。とにかくポイントになる部分を絞ってやることにしました。中国合宿などでは見せた動きがすぐに出来たりします。が、今回はなかなか上手くいきません。当然です。言葉を選びどうすれば上手く伝わるかを考えながらやっていきました。途中学校から電話がかかってきたりして大変な部分もありましたが少し実技を見せながら目指す動きに向けての練習をやっていきました。全員が完璧にできるわけではありません。しかし、地道に繰り返していく中で少しずつ近づいていきます。こういう経験は大きいと思いますね。なかなかできるものではありません。幅広く指導する経験というのも必要になるかなと思います。

何かもっと色々あった気がしますが暑さのため(?)記憶が曖昧に(笑)。また書きます。
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