kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

少し追い込む

2011-07-21 | 陸上競技
木曜日、夏休みに入って初めての練習でした。今週末は合宿が入っていますから継続的に負荷をかけて準備をして来ました。この日は合宿前に走っておきたいと考えていました。暑さもそれほどではありませんでしたからしっかりとした負荷はかけられるだろうと。今週は日月と練習をしています。ある程度疲れはあると思いますがやることはきちんとやっておきたいですから。

練習の流れはいつも通り。サーキットをやってからドリルに。前の記事にも書きましたがここ最近動きの変化が見られる者がいます。ドリルからランに入る動きがスムーズになってきました。動きを見ていると分かるのですが最初は上に抜けます。スティックの足長が短いときには当然だと思います。ここの動きから重心移動を伴うようになると変わっていきます。理由は書きませんが(笑)。ここの動きが出来てくると走りに変化が生まれてくると思います。うちの選手は最初からこういう動きが出来るわけではありません。これが出来ればある程度走れるようになってきます。やはりこの夏が今後の勝負を決めると思いますね。これからが大切になります。

その後はスタート練習。この日はバックストレートで走ることにしました。理由は草が生えていたから(笑)。全く走らないので草が大量に生えています。ここで走ることで少しは違ってくるかなと。バックストレートは向風でしたが時にはこういう状態で走ることも必要だと思います。実際のレースでは向風の中でも行われます。向風の中で意識しないといけないこともあります。大半の者が良い動きが出来るようになってきました。もちろん目指すところに向けては足りませんが、今の段階では成長を示していると思います。女子エースは疲労と脚の痛みで上手く走れません。ここは我慢ですね。いつも思うように走れるわけではありません。痛みで走りが崩れてしまう。治療をしなければいけませんが、やらないといけないこともある。先日国体合宿の時にインターハイ出場するチームが練習していました。数人は脚にテーピングをして走っていました。今がやらないといけない時だと分かっているからです。治療と同時平行でやっていきたいと思います。

短い距離で数本走ってから全体で150mのバトン走を実施しました。前回やった時には1年生はフラフラになっていました。今回は昼間に走るということもあり、少し本数を調節してから走りました。少しずつ慣らしていきたいと思います。本数を減らしたこともありますが、1本目から積極的に走れていました。ここで後の事を考えて走れない選手は強くはなれません。目の前の1本を一生懸命に走れない者は次の1本も走れません。当然のことです。それでも強くなる者は強くなる。しかし、うちの選手は最初から行かなければ強くはなれません。大切なことです。2セット終わったら時には全体がぐったりしていましたが良く走れたと思います。この手の練習があと2ヶ月きちんと積めれば強くなれると感じました。

走練習が終わってから補助的な練習を少しやりました。単に走るだけではなく必要な部分に負荷をかける。こういう練習は冬期にもやっていたのですが、大切な部分だと思います。まだ動きが甘い部分がありますがこれはやっていくしかありません。細かい部分を自分自身でどう意識してやっていくかです。

練習が終わってから「最後まで走れない自分が悔しい」と涙している者がいました。これまでは1本しか走れなかった者が数本持つようになったのです。それは大きな成長ですが、本人にとっては悔しさ以外の何でもない。それが現実。これは大きいと思いますよね。きっと秋には強くなっていると信じます。他の者も「今日の走りはどうだったか?」「自分の走りの課題は何か?」を質問をしてきました。これも大きな成長だと思います。言われたことだけをやるのではなく、やっと貪欲さが出てきました。これが本物になっていくと強くなるのですが。

少しずつ変わってきています。本物にになってくれればと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ユニフォーム

2011-07-21 | 陸上競技





引退した選手が部員全員に作ってきたようです。ユニフォームをイメージして作っています。もちろんセパレートです(笑)。

片面には「R」と書いてあります。これは私の名前のイニシャルだと思います。多分。

もう片面には「心」と書いてあります。これはいつも私が言い続けてきたことです。全てを決めるのは「心」、「心」が変われば全てが変わる。「心」の部分が成長していかない限りは競技も伸びません。

せっかく作ってくれたのでいつも持ち歩くバックに付けておきたいと思います。インターハイにも持っていくつもりです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

動きの確認

2011-07-21 | 陸上競技
終業式終了後、午後からにするにはかなり時間があったので食事を取らずにすぐに練習をすることにしました。さすがに何も食べないでやるのは良くないなと思ったので補食を準備させておいて軽く食べてからやろうということに。

3連休はかなり暑かったですがこの日は何とか練習が出来る気候でした。あれだけあついと昼間の時間帯にはなかなか練習ができません。効率が悪くなりますから…。暑いのは暑いですが30度くらいなら問題なく練習ができる気がします。
サーキットを1セットにして集中して取り組ませました。本当は2セットやりたかったのですが時間的な事もあって我慢。そのまま流れでドリルに入りました。ここ1ヶ月位は地味な動きを繰り返しやって来ました。他の学校からすればそんな時間があるなら早く練習を進めていけば良いのにと思われるかもしれません(笑)。1度教えたくらいで動きの変化はほとんどないと思います。意識レベルの高い合宿で3日間やれば大きく変わる可能性がありますが、普段から全くやっていないような動きをやってもすぐには身に付きません。うちは本当に地味な練習が多いと思います。この繰り返しで時間をかけて走りを作り込んでいきます。すぐには結果が出ませんが将来的につながる練習を積んでいく必要があると考えています。

朝練等でもひたすらやってきましたから意識が高くなっている者は見違えるほど動きが良くなっています。これがすぐに走りに結び付くと良いのですがなかなか上手くいきませんが(笑)。目指す動きをするためには必要な筋力を上げていかなければいけないと思います(当然ですが)。「何で出来ないんだ」というもどかしさはありますが、体幹が弱ければ目指す動きは出来なくて当然です。「うちの選手は動きが作れない」と嘆いているだけでなく、何故出来ないのかをしっかり見極めていく必要があると思います。身体作りと走りを作るという両方の軸をしっかりと持ってやっていきたいと考えています。

ドリルが終わったらすぐにSD。これも動きの確認をしてからスタートに入りました。前回のスタート練習で間違えて途中で止めてしまった選手、日誌を見ると色々と考えることがあったようです。注意を受けたことを2回も繰り返してしまった事に対して深く反省をしているようでした。この日、これまで出来ていなかったスタートの動きが少し改善されていました。意識が変わればある程度の動きも変わってくるのです。30mまでは同じ組でトップ、60mでは男子に逆転されていましたがそれなりにスピードが維持できるようになってきた感じがあります。トップスピードが低いのでここが今後の課題となります。
男子キャプテン、先日はかなり良い動きが出来ていて同じ組で走る選手にほぼ並んで走っていたのですがこの日は最初の出が安定しません。上に抜けたり潰れたりとやろうとしている動きを通り過ぎて行ったり来たりしていました。これでは上手く走れません。スタートもドリルと同じでしっかりと安定させていかないと走りにつながりません。まだまだ時間がかかりそうです。

インターハイに出場する選手も同様にスタートが安定しません。この日は足首とハムストリングの痛みがあり自分の思うような走りが出来ないでいました。この時に何をするかだと思います。精神的に安定しなければ身に付くものも身に付きません。高校生ですから感情的になってしまう部分もあります。上手く走れずにイライラする。しかし、ここで投げ出してしまったら絶対に上手く走れるようにはなりません。出来ないからこそきちんとやっていく必要があるのです。こういったこともきちんと教えていく必要があります。強くなれば周りからも注目をされます。毎日自分の思い通りの走りができるわけではありません。何故出来ないのかを冷静に考えられる選手に成長してもらいたいと思いますね。

その後は軽くバトン走をやって一先ず終了。就業体験実習の打ち合わせに行く者がいたので抜けさせました。ここで終わりでも良かったのですがもう一度しつこくスタートの確認をしました。私の指導の特徴の1つだと思います。とにかくしつこい(笑)。時間はそれほど取りませんでしたがまずまずの練習が出来たのではないかと思います。

気がつくと競技場のバックストレートに草が生えていました。コーナーにも。普段あまり走らない所はやはり草が生えてしまいます。使用させてもらう競技場ですから練習終了後、全員で草抜きをしました。使わせてもらうのは当たり前ではありません。使う頻度が低くても感謝の気持ちを持ってやっていくことは大切です。



地味な作業だったので写真を撮ってみました(笑)。あまりにも草が多かったので120mのブルーゾーンまでやろうという目標を持って30分程度やりました。これでも全く無くなりませんからまた時間を見つけてはやっていきたいと思います。

全体に話をしました。夏休みに入れば自分の時間が増える。午前中練習をすれば午後からは自分の時間。本当に秋に戦いたいと思うならこの夏が勝負です。少し昼寝をしてから勉強をしたり補強をすることは可能です。女子は体重管理のために様々な事ができます。練習以外で走る必要はないと思います。しかし、足りない補強を自主的にやったり、歩いたりはできるはずです。これは全て自分の目標意識によって違ってきます。この夏でどこまで本気になれるか。見ていきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

終業式

2011-07-21 | 陸上競技
水曜日、終業式でした。朝職場に行くと数人の生徒が「昨日学校に来たのに門の所で休校と言われた」と言っていました。まー納得は出来ないでしょうね。

ロングホームルームがありました。毎回真面目な話をするように心がけています。普段はそこまでじっくりと前で話すことはありません。365日そのようなは話ばかりだとさすがに息苦しいでしょうから、ポイントになるところではしっかりと話すようにしています。
今回は「命」について話しました。これはいつも私の周りに起きた「死」からの話になります。クラスの生徒に話をするのは初めての事です。テーマが重いのでなかなか話せませんし、詳しい話は出来ませんから伝わりにくい部分があります。


先日、身内に不幸がありました。詳しくは書きませんが受け入れられない現実がそこにはありました。何が起こるかは分からないのです。本人も周囲の者もその「死」を受け入れることが出来ないと思います。「死後の世界」というのがあるかどうかは宗教的な考え方になるかもしれないので分かりません。今ある感覚がどうなっていくのかは分からないのです。突然の「死」であった時、誰もが受け入れることは出来ないと思います。

高校時代、交流試合で韓国に行って戻って来たときクラスメイトが亡くなっていました。不慮の事故でした。学校を離れるときは元気だったのに…。クラスマッチ終了後に友達と川に泳ぎに行き、溺れてしまったということでした。疲れている中での遊泳は危険です。みんな分かっていたはずですが何となく雰囲気で泳ぎに行ったのではないかと思います。
その話を聞いて本当にショックでした。友達が亡くなっていたのに自分は何も知らずに走っていた。仕方ないことかも知れませんがそれを受け入れるのには多くの時間が必要となります。残された周りの人たちが「死」を受け入れるというのは本当に大変なことなのです。

夏休みに入ります。何となく自由になった気がしてしまいいつもよりも気が大きくなってしまいます。こういう時だからこそ地に足をつけて落ち着いて行動しないといけないのです。少しだからいいや、楽しいからいいやという軽い気持ちで行動をしないように話しました。それがどんな形で大変なことにつながるかはわかりません。やはり怖いことだと思います。きちんとやっていても「死」は突然やって来ます。これから明るい未来に向かって進んでいこうという時に大きな怪我をしたり、命を落とすことは絶対に避けなければいけません。自分達の周りには心配してくれる多くの人たちがいます。何か行動をするときはその人達を思い浮かべると良いと思います。そうすれば自分の行動や欲求をコントロール出来るようになるはずです。

夏休みが終わって全員が元気な姿で教室に集まってくれたらと思います。易きに流れず自分がやらないといけないことをしっかりとやっていく。これが大切です。真剣に話を聞いてくれました。こういった「想い」を伝える機会があれば私がどう思ってクラスの生徒に関わっているのかを本人達も感じ取ってくれるはずです。表面上だけではありません。

暑い夏休みが始まります。しっかりと目標を持って生活してもらいたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スポーツの現状について思う

2011-07-20 | 陸上競技
この度女子サッカーがワールドカップで優勝したことは記憶に新しいと思います。しかし、女子サッカーは以前から男子サッカーやプロ野球に比べて冷遇を受けていることはテレビ報道などで大きく紹介されていました。

野球やサッカーでワールドカップに出る場合、100%に近い選手がプロ契約をしている選手です。野球では一部「アマ」ですが企業に所属していてフルタイムで働いてはいない「ノンプロ」でやっているのがほとんどです。今回の女子サッカーの選手とは明らかに待遇が違います。
アメリカでは女子のサッカーでもプロが二部まであってかなり人気があるようです。実際日本代表の選手も米リーグでプレーしています。女子最高峰のリーグであるとともに生活の糧を得るためには日本では難しいというのがあるのだと思います。

東京電力が女子チームを持っていたようですが、このような状態になり今シーズンは活動自粛。練習環境が整わないため移籍したり自分でやらなければいけない選手もいたようです。加えてアルバイトで生計を立てながら夢の実現のために働いている選手がいたことも報道されていました。このような状態でワールドカップで優勝するというのは本当にすごいことだと思います。

今年の陸上の世界選手権のマラソン代表に実業団に所属していない埼玉の公務員が選ばれました。フルタイムで働いて仕事の後や休日に練習をしているそうです。実業団のように全面的なバックアップがない中で競技をしていくというのは大変なことです。その中で結果を出していくというのは強い気持ちがあるからだと思います。実業団選手には負けたくないというハングリー精神があるかのかもしれません。

女子サッカー選手は自分達のためだけではなく「女子サッカーの未来のため」に戦った部分があったと新聞に書いてありました。前述の東京電力所属の選手は「自分だけサッカーをやっていていいのか…」と思い悩んだそうです。自分の身の回りは大変なことになっているのだからそういう思いが出てきても仕方ないかなと思います。それでも自分がサッカーを続けていくことで周りに何かを与えることが出来るのではないかという想いもあったはずです。

メジャースポーツ以外の選手の現状はそんなものです。日々の生活を送ることが大変な状態です。そんな中で世界大会で優勝するということがどれだけ大変なことなのかは考えればみえてくると思います。不可能を可能にしているのです。
陸上や水泳のような個人種目では特に顕著だと思います。短距離は長距離とは違って宣伝効果が低い(メディアに取り上げられる時間が短い)ので日本のトップであっても競技を続けていくのは本当に困難な状況となります。その受け皿が無いというのは間違いない事実です。これからの可能性にチャレンジしてみたいと思ってもそのチャンスすら与えられないのです。

企業が力を持っている時には大きな問題にはなりませんが、業績が悪化した場合は真っ先に打ち切られるのはスポーツの分野です。メジャー種目は考えられないような年俸をもらいますが、マイナー種目ではその日の生活に追われるような状態であるという現実から目を背けてはいけないと思いますね。

その中で自分達の存在をこの上なく示すことができた女子サッカー。本当にすごいことだと思いますね。今後の日本のスポーツに与える影響は大きいと思います。

話がいつもとは若干違いますが書きたかったので書いてしまいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先を見越す

2011-07-20 | 陸上競技
火曜日、3連休が明け学校が始まる予定でした。が、予想通り台風が接近してきていました。金曜日の時点で「最悪の事態を事前に考えておいた方が良いのでは?」と提案しましたが「予報では19日は大丈夫だから」と言われてしまいお終い。いやいや、そんなもの分からないじゃないかと主張するのですがなかなか伝わりません。感覚の違いが大きすぎます。

案の定、朝の5時半に生徒から連絡がありました(早い・・・)。家の近くは風が強いのだが徳山はどうだろうか、学校はあるのだろうかと。まー当然です。緊急連絡網には「平常通り実施」と書かれているので判断が難しいということでした。「気をつけて登校」と書いているのでそれに従うようにとしか言えません。私は気になったので6時半くらいには学校に行っていました。7時過ぎ頃から電話が鳴り続けます。選手からも連絡があり「電車が動いていないのだがどうすればいいか?」と。こういう状態は十分に予測されました。7時を過ぎる頃には多くの生徒は家を出ているのです。とにかく早い判断をしなければいけないのではと促しましたがのらりくらり。かなりイライラしていましたが、最終的には「他校が休校になったから」というので7時半頃休校が決定。いや、もっと早くできたのではないかと思います。うちの選手のほとんどはすでに学校に来ていました。保護者に送ってもらっているので帰るにも帰れません。クラスの生徒も数人は学校に来ました。予想通りの展開です。

先を見越して準備だけはしておくほうがいい。何もなければ「取り越し苦労」で終わりますが、何かあったときの対応策としては絶対に必要だと思います。何か起きてから「どうしようか」では遅すぎるのです。何もなければ誰も嫌な思いはしません。しかし、何か起きたら多くの人が嫌な気持ちになるのです。そのことを考える必要があるのです。そのことを繰り返し主張してもなかなか分かってもらえない部分があります。

これは指導に関しても同じです。何か起きそうな感じがあるときには早めに対応策を考えないといけません。その時は大きな問題にならなくても結局、同じような行動をするのですからいつか必ず大問題になります。その芽を摘むというのは大切なことです。注意を受けているときには分からないものです。その時は「何も起きていないではないか」「何が悪いのか」と素直に話が聞けないからです。が、100%と言って良いほどその後に大問題になります。そこから崩れていって取り返しの付かないことになる。本人は分かりません。そんなものです。何かが起きてから「前に○○をしたことがあった。これがこんな大問題につながったんだ。」と言っても遅いのです。事前に防ぐ対策を打っておく。言われている本人は「何も起きていないのだから」と素直に聞かないかもしれませんが、きちんと話をしておかなければいけません。責任を逃れるために事前に対応するのではありません。「以前注意したが結局はこんなことが起きた」と言い訳をするためではなく、何も起きないようにするためです。

大きな問題が起きるときにはやはり、その前に小さな(私にとっては大きいが)トラブルが発生しています。注意はしますがなかなか分かりません。同じようなことを繰り返してしまいます。これではダメです。なんとか理解させないといけません。

選手は登校してきていましたから練習をやりました。この時点で「帰れ」と言っても変える手段がありませんから。練習終了後、私が車で送って帰りました。そうでもしないと帰宅することはできません。終わる頃には風も弱くなっていましたがほとんどの者が車で送ってもらっていますから変える手段がありません。それくらいはやらないといけないと思っています。練習は外ではできなかったので武道場で身体作り。いつも通りです。他にやらないといけないことがあったので練習は全く見ることができませんでした。居ないときにどれだけきちんとやっていけるかが大きいと思います。

選手を送って帰ったあとはひたすらインターハイの手続きと合宿のことをやっていました。なんだか分からないですが時間がたりません。遊んでいるわけではないのですがバタバタします。ほとんど休む間もなくやってなんとか調整ができました。インターハイの宿舎は競技場からかなり離れています。電車で40分位かかってそこから更にタクシーで移動といった感じになります。移動だけを考えると1時間以上はかかるかもしれません。仕方ないことですが選手が万全の状態でレースに臨めるようにしていきたいと思います。

ぐったりです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国体合宿3日目

2011-07-19 | 陸上競技
国体合宿3日目、最終日でした。この日は朝から雨がパラついていましたが前日までと比べると非常に過ごしやすかったですね。そこまでの2日間が暑すぎです。考えられないレベルでした。

この日はハードルはヨンパのみ。午前中は前半の入りのための練習としました。2人いましたが1人は走りが上下していてスピードが上がらない。もう1人は前半を17歩から16歩にする導入段階でした。課題は明確でしたから付きっきりで修正することに。1本ずつ走りを確認しながらどうしていくかを問いました。自分のところの選手ではありませんから様子を見ながらやっていきました。万が一怪我をさせてしまったら申し訳ないですからね。任せてもらえたので非常にやりやすかったです。前日に走りの基本的な部分をしつこく確認していましたから動きはよかったと思います。しっかりと走って行くことが大切だと思っていますからハードリングだけにならないようにしました。速いスピードでのハードリングが出来るように繰り返していきました。


午後は今回のテーマとなっているハイスピードでのハードリングのまとめ的な練習。やってみたいなと思っていたのですがなかなか実施する機会がなかったので今回は実験的に(笑)。イメージしていた通りの練習が出来ました。最後は15歩で余裕を持って走ることが出来ていました。逆足を使った時には14歩で走れるようになっていました。普段から鍛えられているというのが分かります。私が指導したから出来るようになったなんてことは思っていません。きっかけを与えただけです。このような形式の合宿で全てを教えるのは不可能です。知っている知識を与えていって指導したつもりになるのは最も避けたいことです。何も教えないのも問題ですが、無駄にあれこれいうのも問題です。処理しきれない情報は混乱を招きます。その時その時で必要だと思う水準の指導をしていくことは大切だと思います。最終的に到達するレベルの動きを教えようとしてもその前段階が出来ていなければ意味のないものになってしまいます。

短距離はほぼフリーだったようなのでうちの選手は200mのスタート練習をさせました。信頼できる方に強引にお願いして動きを見てもらいました。この日はスピードに乗っていけばかなり走れるという状態でした。前日かなりやっているのでスタンディングからの走りはよくなっていました。あとはスタブロからの出をどうするかです。本人の感覚的には浮いてしまったり潰れたりとなかなか安定しなかったようです。速く走ろうとして重心の移動が無くなっている状態。これでは前には進みません。逆に意識しすぎて大きくなっていた部分もあったようです。なかなか噛み合いません。繰り返していくうちに感覚をつかんでスムーズに進むようになったとのこと。全ては見ていませんが私が見たときにも良い動きをしていましたからこれが本物になっていけば面白いですね。
その後直線で60mのスタートを何本か生かせました。これも高いレベルで安定して走っている感じがありました。この走りが前日に出来ていたら…という部分があります。無い物ねだりですか(笑)。前日50m地点でやっと追い付いていた選手に30mに行くまでに追い付いてスーと逆転。相対的に見てだけではあまり意味はないのですが、スタートを見てもらった方も良くなってきたという評価をしてくれていました。加速から中間に入る部分の動きもある程度改善されてきました。安定させていかないといけません。

脚に張りがあるようなのでトレーナーの方に見てもらいました。こういった部分にしっかりと本人が目を向けていくようにならなければ本当の成長はありません。質が高い練習をするためには身体のケアが大切です。良い練習が出来ても継続できなければ意味がありませんからね。この辺りは繰り返し話をしました。翌日整体に予約を入れて行くようにさせました。練習が終わった瞬間から次に向けてやっていかないといけませんから。

インターハイまで3週間を切りました。あと10日位しかしっかりと練習できる時はありません。時間を有効に使っていきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国体合宿2日目

2011-07-18 | 陸上競技
日曜日、国体合宿の2日目でした。この日の午前中はトライアルを実施するということでした。あるのではないかという噂はあったのですが具体的な部分は分かりませんでした。そのため先週記録会に参加させてもらって走っています。今回は練習の一環として走っていくことにしました。ハードル選手も走るということだったのでその手伝いもやりました。

400mH選手は室内での練習としました。逆脚の導入をしているという段階なのでそのための練習。ハイスピードでのハードリングを繰り返し練習させました。ゆっくりとしたハードリングではあまり意味はありません。実践的な練習になりませんからね。ひたすら200mHをやるというのも1つの手段かもしれませんがこれでは疲労度が増していって質が落ちてしまいます。ここは工夫をしています。室内極秘練習(笑)でした。本当はゆっくり時間をかけて練習を見たかったのですが記録会のハードル設置のためにほとんどは外にいないといけませんでした。意識レベルは高いですから課題を示しておけばある程度はできるはずです。細かく指導できたら良かったのですが…。

うちから合宿に参加した選手は100mの記録会に参加。緊張感が高まるようなレースではないので走っていく中で動きの課題を見つけて修正していくことにしました。前日のスタート練習でかなり崩れていたようです。金曜日に走った時は良かったのですが…。まだまだ安定しませんね。3本走りましたが、12秒71、12秒61、12秒59といった感じです。少しずつ改善されていくにつれてタイムが上がっていく。走りとしては不十分ですがこの条件の中で12秒5台まで上がってきたのは地力がついてきた証拠でしょうか。

午後からはなんと「フリー」でした。国体合宿なのでもう少し技術的な指導をしていかないといけないのではないかと思います。速い者が集まって一緒にSDをするだけでは…。これに関してはかなり思うことがありますが、書くことではないので控えます。それなりに短距離指導にも自信が持てるようになってきました。「やっておけ」で速くなるのかなと思います。中学生には実情を見極めてもらいたいなと思います。多分無理でしょうが…。

ということでハードルとうちの選手に関しては室内での自分で指導することに。せっかくの機会ですからもったいない。じっくり時間をかけることが出来るので動きの修正が可能です。段階を追っていけば必ず走りは変わります。いつもお世話になっている先生の所の選手だったのでしっかりと走りの組み立てから教えていくことにしました。うちの選手も確認になりますから。局面を分割して意識するポイントを絞って流れを作っていきました。上に抜けるような走りをする選手がいたのでそこは出来るだけ改善できるように持っていきました。基本は走りです。ここが変わらないと走れませんから。60mまでの組み立てをしっかりとやりました。うちの選手も加速段階から中間へ持っていく部分が良くなってきました。時間をかければ…ですね。
他の選手を見ていると「これは…」と思うことが多々ありました。スタブロや加速段階で「?」と思う部分が。心が狭いですから放っておいたのですがあまりにも…なので少し指示をしました。指導者がいる所の選手にあれこれ言うほど図々しくはありません。自分のチームの指導者に指導を受けて修正していけば良いと思います。普段と違うことを指導して「動きが崩れた」と言われるのは心外ですからね。

ある選手がなかなか指導を受けられないと話してたというのを聞きました。走っていて「今のはダメ」と言われて終わり。どうダメなのか、どうやったら修正できるのか分からない、と。自分で選んで進んでいった進路のはずです。うちの選手も私の指導が合わないと思っている者もいるでしょう。冷たいようですが自分の選んだ道です。無い物ねだりは良くないと思います。冷たいですね(笑)。

それぞれ事情があります。私は基本的に預かった選手が人間的に成長していくために指導をします。細かいこともかなり言います。が、練習でも指導はしています。見ているだけで速くなるとは思えません。国体スタッフですから全体の指導もしていかないといけないかなとは思うので少しずつは指導をします。細かいところまでは…ですね。

批判されるかもしれませんが、やはり「うちでやりたい」と思って来てくれた者が最優先だと思います。あとは人間関係でお世話になっている所には恩返しの意味で関わります。今回はある程度指導できていると思います。一応全体も…とは思っています(笑)。

暑さに負けました。ぐったりです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国体合宿

2011-07-18 | 陸上競技
土曜日から2泊3日で山口で国体合宿が実施されました。今年は地元で国体がありますから月1回は合宿を実施するという形でやってきました。

今回はショートハードルが数人とヨンパが2人でしたが、バトン練習もあるということでしたから土曜日の午前中は中学生のハードル練習を指導することに。この選手はかなり力があります。もう全国標準を突破していますし、混成では優勝候補の一角に挙げられる選手です。この日も本人と課題の分析をしてそこを克服するための練習をすることに。
抜き足の動きを最初に修正してから実際にハードルを跳びました。抜き足ばかりを意識しても動きは改善されません。軌道の確認は何度もやりますがこれはあくまで「意識づけ」であり、これだけをやったからといって改善されるわけではありません。そこの細かいことを本人に言っても今は分からないですから。リードの動きも気になったので少し修正。難しいことではなくシンプルに話しました。
中学生にあれこれ技術的な事を伝えても理解できないと考えていますし、必要はないかなと。まだ身体が出来ていない段階ですからその時の動きを見ながらポイントを絞ってやっていくのが大切かなと。持っている知識を詰め込むことが選手のためになるわけではありません。指導者が「知らない」のは問題ですが、「聞いてきたこと」「知っていること」をそのまま選手に伝えるというのでは成長にはつながりません。判断をしないといけませんね。中学生の指導をするとそこが分かります。多くの事はできませんから、大切なことをきちんと絞って身に付けさせていかないと。

運良く成年選手が一緒にハードルを跳ぶというので1台目、3台目を一緒に走ることになりました。中学生にとっては大きいことです。普段は自分より強い選手や同じリズムで走る選手はいません。全国に行けばこのレベルのレースが実際にありますから大会前にきちんと高いレベルの練習が出来るというのは大きいですね。14秒2~3の走りは出来ていたと思います。やはり強い。今後が楽しみです。

午後からは私用のため一旦合宿を抜けることになりました。後の事をお願いしてから山口を出ました。山口→徳山→福岡→徳山→山口と強行。戻ってきたのは日付が変わる直前。すごく悲しい出来事がありました。今を大切にしていきたいなと思っています。

ひとまず書いておきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すごい

2011-07-18 | 陸上競技
今、女子のワールドカップ見てました。スゴい!!!!

土壇場で追い付いてPK勝利。感動しますね。

今合宿で1人で見ているので誰にも言えないからblogに書いておきます(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする