かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

MOA美術館

2006年03月06日 | Other Eastern Japan

もう行ってから1週間以上経ってしまったので、今更なのだが、20年以上振りに、熱海のMOA美術館に行ってきた。今から、考えると、最初に行ったのは、開館直後だったらしい。
毎年、この時期に、所蔵品名品展を開催しているようで、今年は、あさってが最終日。
国宝三点(尾形光琳の紅白梅図屏風、手鑑「翰墨城」、野々村仁清の色絵藤花文茶釜)を始めとしたお宝が、まとめて展示されており、すごい。
このMOAの名は、世界救世教の教祖であった岡田茂吉氏の頭文字から来ているのだが、1955年に逝去された後に、このような立派な美術館ができたところを見ると、相当影響力のある人であったのだろう。MO氏の眼力と胆力(相当高価であったに違いない)に感服する。
下から上ると、神々しいエスカレータを4つ乗り継ぎ、やっと美術館にたどり着く構造になっている。美術館の前では、Mooreの像が、熱海の海を見下ろしている(写真)。良くできている。
名品展の目玉は、国宝3点ではあるが、個人的には、シルクロードに行ったばかりでもあり、大谷探検隊がトルファンのカラホージョで発掘した樹下美人図(重文)が、よかった。典型的な唐美人の図柄だが、紙に描かれているというから驚きだ。
このような貴重な文化財が、大切に保存され、定期的に公開されているのは、すばらしいことだと思う。大谷探検隊が持ち帰らなかったら、どこに行ってしまっていたかわからない。
コメント
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