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今日も寒い1日。
久し振りに、横浜人形の家に行った。
この寒さの中、流石に、訪れる人もまばら。
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目当ては、”こけしの世界”。
昭和40年代、仙台に住んでいた時、親がこけしを集めていて、工人宅に連れてもらっていったりしていた。
それなりの知識はある。
もう一方の、少女ノスタルジック展は、残念ながら守備範囲ではないので、割愛。
我々世代の女性が見たら面白い展覧会だと思う。
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こけし展の方は、前にも紹介したイラストレーターの佐々木一澄氏の企画によるものだった。
若い方が、こけしに興味を持ってくれて、積極的に紹介してくれることは素直にうれしい。
これは、横浜人形の家の収蔵品から、佐々木氏が、選んだ各こけし産地の代表作を並べたコーナー。
選ばれたこけしはすばらしいが、並べ方が雑。
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会場は、こんな感じでこじんまりとしているが、コンパクトにうまくまとめられていて、こけしへの理解が深まること間違いなし。
人形の家所蔵の古い作品と、佐々木氏所蔵の、現在の工人の作品が並んでいる。
佐々木氏の版画も展示している他、こけしの歴史、各産地の特徴の説明、制作方法など、バランスよく展示されている。
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これは、こけしが生まれる前からあった各地の郷土人形。
佐々木氏は、これらの延長線上にこけしがあるとしているが、やや違和感はある。
形状も、材質も、かなり異なる。
ただ、貧しい地方の土産物として発展したというところでは共通する。
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こちらは、現在の工人たちの作品。
伝統こけしをすばらしい形で、継承してくれている。
伝統こけしと、モダンこけしは、できれば、分けて考えて欲しいのだが、それだと、新たなファンを増やせないという考え方もあろう。
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袖珍(しゅうちん)こけしという言葉は初めて知った。
所蔵スペースの関係から、我が家にも多数あるので、興味大。
戦前からそのような分野があるそうで、その豆本も展示されていた。
AMAZONで調べたら、出品されていたので、早速ゲット。
実家をひっくり返したら出てくるかもしれないと思いつつ。
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産地別のこけしの顔。
この辺は、こけしコレクターにとっては、常識。
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企画展から常設展へ。
前にも紹介したかもしれないが、横浜人形。
我が家に一通り揃っている。
ショップでも売っていたが、ずいぶん高くなっていた。
もう作られていないのかもしれない。
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常設展で見られる期間限定の展示。
人間国宝の平田郷陽氏の作品が、多数展示されている。
一点一点、すばらしい作品で、その題材、ポーズ、表現方法等、独特な美を感じさせる。
流石人間国宝。
こちらの展示は、4月16日までとのこと。
こけし展は、3月12日までなので、両方見れるタイミングで行けばお得。
ちなみに少女ノスタルジック展の方は、1月29日までなので、もうすぐ終わってしまうので、ご興味のある方は、お早目に。