かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ロックの神々

2017年02月13日 | Music



本書は、大々的に宣伝されたから、ご覧になった方も多いだろう。
この手の本はよくあるので、どうしようかなと思ったが、本屋で、ぱらぱらめくって、内容は、しっかりしているし、写真も懐かしいものがうまく選ばれているし、文章も結構あるし、値段はリーズナブルだし、ゲットしてみた。

読んでみて、オリジナル記事が多いのと、有名なミュージシャンが本音で語っていて、結構発見も多い。

考えさせられるのは、まさに本書で取り上げられているロックミュージシャン達は、ロックを、音楽界のメインに持ち上げた人たちだが、見事に、みな70代を超えてきており、数年内には、引退を迎えるだろう。
その後は、さらに多様化した音楽の世界が広がることになるが、彼らのような圧倒的な人気を誇るような世界には戻らないだろう。
日本の歌謡曲が、多様化して、紅白の視聴率の50%割れが当たり前になったように。

我々視聴者の耳が今後の音楽界の世界の方向を決めていく。
私は、どんどん遡って、温故知新の温故サイドばかり追求してしまっているようだが。

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TAKURO YOSHIDA LIVE 2016

2017年02月12日 | Music
今日は、ゴルフ。
予想外の好天でラッキー。
調子は、まぁまぁ。



昨年の拓郎のブルーレイが出た。
おまけにバッジもゲット。
ツアーの様子を題材にしたカレンダーも、歌詞カードもついてくる。

早速視聴したが、素晴らしい出来。
MCは、全部カットされているが、演奏は、全て入っていて、合間には、リハーサルのスナップが適度に。
音がいいし、映像も、うるさくない程度に、でも、客席からではわからない細かいところも。
先日、ソロコンサートに行った鳥山さんの演奏もたっぷりと。

おまけのメンバーのインタビューでは、自然の拓郎評が。
裏表のない拓郎の姿が浮き彫りになる。

ぼくの新しい歌のMVもついてくるが、ツアーの後の撮影のようだ。
これもすばらしい音を聞かせてくれる。
拓郎の声だけ、ダブルトラックか?

完成度の高いコンサートの様子が、まるごとパックされていたすばらしい作品と思う。

拓郎ファンはもちろん、日本の音楽シーンの歴史を刻みたい人にお勧め。
我々世代には、感涙もの。
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古代歴史文化賞 シンポジウム

2017年02月11日 | Culture・Arts



この手のシンポジウムは、これまでもあったが、スケジュールが合わなかったり、抽選にはずれたりで、行けなかった。
今回初めてだったが、大盛況。満席だった。
ただ、かなり年齢層は高い。
もうちょっと若い人がいて欲しかったけど。

この古代歴史文科賞は、2013年から始まっているそうで、古代史にゆかりの深い島根、三重、和歌山、宮崎、奈良の5県が連携した企画という。
まさに、私が、訪れている地域ばかりだ。

最初のスピーカーは、今回大賞に輝いた国際交易の古代列島の著者である田中さんの話。
東アジアを中心とした国際交易の実態に迫った、面白い内容だった。
新羅が一時期東アジアの交易のセンターになっていたが、その体制が崩壊し、日本と中国のルートは、直接寧波に行くルートに変わったという。
遣唐使のルートの理由もわかったような気がした。

当時の交流は、当時の権力の支援も必要だったが、それ以外の要素も絡み、結果として、様々なルートの交流がなされるようになった。

2番目の千田さんの講演。
千田さんの本は、結構読んでいたが、講演は、初めて。
お題は、出雲という地名を巡ってということだったが、古代の日本における名前の由来をいろいろお話いただいて、結構斬新な内容だった。

出雲という名前も不思議な名前だが、千田さんの考えは、道教思想がオリジンということ。
古事記、日本書紀で、日本オリジンと見えるところもちょっと調べると、大陸の思想のコピーであることがわかるという。
明治維新の時、西洋化が急速に進んだのと同じように、紀元2~3世紀頃から、急速な東アジア化が進んだということなのかもしれない。

第三部は、協賛の5知事のプレゼンだったが、各知事の特徴が表れて面白かった。
ただ、各知事とも、地元の歴史に薀蓄が深いのは驚いたし、よかった。
地方興しには、まず、地方の歴史、強みを知ることから始めることが必要だろう。



ということで、充実の3時間強だった。
最後は、各県のゆるキャラがお見送り。
このようなイベントを通じて、日本全体で、盛り上がっていければいいと思う。


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Yuji Toriyama Golden☆Best

2017年02月10日 | Music


2/8の鳥山さんのビルボードで、CD買ったら、サインをもらった話はした。

本当は、待てば、直にサインいただけたのだが、あまりにも時間が遅くて(待った人に後で聞いたら、結局サイン会が始まったのは、11時すぎだったとのこと)、サインをあらかじめしてあったコースターをいただいた。
本来であれば、サインの3人のPYLAMIDのCDか、コンサートのテーマである3×5のCDにすべきなのだけど、両方とも持っていたので、持っていなかった方の鳥山さんのベスト盤をゲット。

12曲あって、内10曲が鳥山さんの作品。
まさにフュージョンの第一人者だけあって、軽快なメロディの曲が多い。
3×5では、マイナー調の曲なども織り交ぜていたが。

CD帯を見ると、2011年にャjーは、ベスト盤を多量に発売したようで、本CDは、その1枚になるが、音は、正直あまりいただけない。
妙にざらざらしていたり、逆に、せっかくの鳥山さんのギターがこもったような音に聞こえたり、時に、バックが、大きな音になったり。
まぁまぁに聴こえるのもあるので、ばらつきが激しいということかもしれない。
最新デジタルリマスターとあるが、通常、リマスターされた音を聞くと、感動するものだが、そのような印象は受けない。
鳥山さんが、最終音のチェックをしたのか、ちょっと疑問。
ジャケットも?
ただ、ながら聴きにはいい。

鳥山さんのベスト盤は、もう一枚あって、そちらの音の方が、全然いい。
その紹介は、またいつか。



こちらは、いただいたコースター。
上が鳥山さんで、右下が和泉さん、左が神保さん。
丁寧に書いていただいて、CDといっしょに、お宝にしたい。
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人生が変わる55のジャズ名盤入門

2017年02月09日 | Music



ジャズもちょっとしたブームのようで、よく行く本屋にもコーナーができて、そこでゲットした一冊。
昨年の2月に出た本。

ジャズベーシストの鈴木良雄さんの本だが、アルバムを選ぶにあたっては、20人のアンケートによっている。
珍しいところでは、タモリさんも投票者になっている。
早稲田のジャズ研で、鈴木さんの一年後輩だったという。

アルバムの選択自体は、投票だから、突飛な選択になる訳もなく、マイルスデイビスが圧倒的、ダントツ。ビルエバンス、ジョンコルトレーンと続く。

本書で、貴重なのは、各アルバムに対する鈴木さんのコメント。
特に、ジャズミュージッシャンに接した時の感想だろう。
これは、なかなか出来る人はいないはず。

アルバムの制作年を見ると、私の生まれた1959年ぐらいがピークのようで、その時は、まだ鈴木さんは、中学生から高校生。だから、鈴木さんでさえ、ぎりぎりまにあった世代になる。
その後、音楽界は多様化し、ジャズも往年の人気を保つことはできなかった。

興味深いのは、当時から、日本は、アメリカのジャズミュージシャンにとって、重要なマーケットだったということ。
日本でのジャズ人気は、本場にアメリカに勝るとも劣らないものだったようだ。
道理で、有名なミュージッシャンがたくさん来日にしているし、その流れは、昔から続いている。
最近興味を持つようになって、有名ミュージシャンがたくさん来日していることを知ったのだが、今に始まったことではないようだ。

前回読んだベスト500ではなく、55枚だから、制覇することも不可能ではないだろう。

鈴木さん曰く、ジャズは、即興の音楽なので、やはりライブがお勧めとのこと。
そうだと思う。

ということで、時間の許す限り、なるべく多くのミュージシャンの演奏に接してみたい。

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