かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

人生が変わる55のジャズ名盤入門

2017年02月09日 | Music



ジャズもちょっとしたブームのようで、よく行く本屋にもコーナーができて、そこでゲットした一冊。
昨年の2月に出た本。

ジャズベーシストの鈴木良雄さんの本だが、アルバムを選ぶにあたっては、20人のアンケートによっている。
珍しいところでは、タモリさんも投票者になっている。
早稲田のジャズ研で、鈴木さんの一年後輩だったという。

アルバムの選択自体は、投票だから、突飛な選択になる訳もなく、マイルスデイビスが圧倒的、ダントツ。ビルエバンス、ジョンコルトレーンと続く。

本書で、貴重なのは、各アルバムに対する鈴木さんのコメント。
特に、ジャズミュージッシャンに接した時の感想だろう。
これは、なかなか出来る人はいないはず。

アルバムの制作年を見ると、私の生まれた1959年ぐらいがピークのようで、その時は、まだ鈴木さんは、中学生から高校生。だから、鈴木さんでさえ、ぎりぎりまにあった世代になる。
その後、音楽界は多様化し、ジャズも往年の人気を保つことはできなかった。

興味深いのは、当時から、日本は、アメリカのジャズミュージシャンにとって、重要なマーケットだったということ。
日本でのジャズ人気は、本場にアメリカに勝るとも劣らないものだったようだ。
道理で、有名なミュージッシャンがたくさん来日にしているし、その流れは、昔から続いている。
最近興味を持つようになって、有名ミュージシャンがたくさん来日していることを知ったのだが、今に始まったことではないようだ。

前回読んだベスト500ではなく、55枚だから、制覇することも不可能ではないだろう。

鈴木さん曰く、ジャズは、即興の音楽なので、やはりライブがお勧めとのこと。
そうだと思う。

ということで、時間の許す限り、なるべく多くのミュージシャンの演奏に接してみたい。

コメント
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