押入れを片付けていたら
30年くらい年前に、今は亡き夫の母が作ってくれた
丹前が出てきました。
風呂上り(今で言えばガウン代わり)とか
夜寝るときにかぶって寝ると
肩が冷えなくてとても暖かいものです。
その頃、毎年夫の母は、手作りで縫って送ってくれていました。
しかし
明治生まれの義母も歳をとって、送ってくれなくなった最後の丹前でしたので
記念っていうか、形見にもなるのでずっと、しまっていました。
それが出てきたのです。
夫は、懐かしさのあまり、昨夜から使って寝ています。
「これだよ」
「これは肩が冷えなくていいんだ」
と、30年ぶりに、満足そうです。
生前の父や母の年齢に近づいてきた今、夫(64歳)は
いろいろと思い出にふけることもあるのでしょう。
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機能的にはとてもいいことはわかるのですが
洗い張りなど、クリーニングの方法が面倒なので
どうしても、丹前やどてらなどを
今使っている方は、ごくごく少ないでしょうね。
多分若い方は知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
どてらは、丹前よりも綿の量が多く
一回り大きくできている物ですね。
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いくつになっても、父の思い出、母の思い出は
受け継がれていくのを、改めて感じた日でもありました。
子育て中には、そんなことを考える余裕もありませんでしたが・・・・
あ~私(61歳)も・・・
忘れられない思い出いっぱいありますねぇ・・・
子育てが如何に大切か?
改めて思います。
現在子育て中のお父さんお母さん
いい思い出をたくさん作ってあげてくださいね。