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SWOT分析

2012-11-06 22:50:29 | 12期生のブログリレー

皆様 こんにちは 中小企業診断士の金子敦彦です。

今回は、私達、中小企業診断士が使用する代表的な手法である

「SWOT分析」についてのご紹介をします。

SWOT分析は、主に経営戦略の策定などを行う際に使用される、

企業の内外の環境を把握・分析するツールです。

SWOTは以下の4つの単語の頭文字です。

・S=(Strengths) 強み

・W= (Weaknesses) 弱み

・O= (Opportunities) 機会

・T= (Threats) 脅威

それぞれを以下のようなマトリックスに記載します。

このマトリックスを見ると、自社の置かれている環境が一目でわかります。

このSWOT分析の図を参考にしながら、自社のとるべき戦略を導き出す

というわけです。

 

先日、経営者の方々向けに行ったセミナーで、このSWOT分析の演習を

していただきました。

その中でいただいた質問の一つに以下のようなものがありました。

「自社の強みと弱みを挙げる事はできるが、外部環境を出すのが難しい」

 

外部環境は無限大にありますので、確かに記載するのが難しいと思います。

把握すべき外部環境のすべてを記載するのは難しいとは思いますが、外部

環境を抽出するヒントを以下で説明します。

まず、外部環境は、大きく2つに分けられます。

企業がコントロールできないマクロ環境と、企業が対象としている市場や競合

についての環境であるマクロ環境です。

マクロ環境は、以下4つの視点に分けて考えると把握しやすくなります。

・政治的(Political)環境

・経済的(Economic)環境

・社会的(Social)環境

・技術的(Technological)環境

これも、4つの単語の頭文字をとってPEST分析といいます。

これらの環境の変化は、普段からニュースや新聞などから情報を得ること

などで把握します。

ミクロ環境は自社が対象とする業界の業界誌などで把握することができます。

また、業種別審査辞典などで、業界の基本情報を把握することができます。

業種別審査辞典

https://www.gov-book.or.jp/sc/ohte-sc/scripts/BookDetail/?op=1&id=135866878

※業種別審査辞典は、中央図書館などの大型図書館に置いてあることがありま

すので、探してみてください。

簡単ではありますが、以上がSWOT分析についての説明です。

一度、じっくりと時間をかけて自社、または自分自身のSWOT分析をしてみてください。

 

中小企業診断士 金子敦彦

 

 

コメント (1)
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