こんにちは。12期生の村山です。
最近、急に寒くなってきたせいか、風邪を引いている人が多くなってきました。かく言う自分も、とうとう風邪にやられてしまいました。これから飲む機会も増えてくるので、早く治さないといけないのですが。
さて、私事で恐縮ですが、この度、昇任試験に合格することができました。4月から、何も問題を起こさなければ管理職になります。
診断士である以上、落ちるわけにはいかないという思いで勉強していたので、今は合格してホッとしています。
その合格発表の後、管理職試験合格者に対して「激励会」と称するちょっとした会が催されます(お酒の席ではありません)。合格者が区長の前で、管理職になるにあたっての抱負を述べ、区長からは激励の言葉をいただきます。
トップが改まってお祝いするのも妙に思われるかもしれませんが、23区では、人事委員会という組織を共同で設置していて、そこが採用試験や管理職試験を実施しています。そのため、その試験に合格しない限り、区長といえども、思いどおりに職員を管理職に昇任させることができないのです。年によっては、合格者が足りなくて、他の区から管理職を派遣してもらうこともあります。それで、お祝いになるのです。
激励会では記念品が贈呈されます。今年は、ドラッカーの『マネジメント エッセンシャル版』でした。前回の育成塾で、國貞克則先生からドラッカーのお話をいただいたばかりでしたので、少々驚きでした。また、区役所でドラッカーというのも予想外でした。
でも、考えてみれば、公的機関も組織である以上、求められる組織マネジメントは民間企業と共通する部分が多いかもしれません。
國貞先生からも「顧客の創造は、公的機関にも必要だ」という趣旨のお話がありましたが、本当にそのとおりだと思います。住民がまだ気づいていない潜在的ニーズを先取りして、必要な行政サービスを提供していくことが、いま求められていることかもしれません。問題が生じてから、ニーズが高まってから対応していたのでは、いつまでたっても後手後手の対応になってしまい、住民ニーズに追いつかない状況に立ち至ってしまいます。
いみじくも『マネジメント』がプレゼントされたのは、 どこまで意図したものかは分かりませんが、潜在的なメッセージが込められていたのかもしれません。
これは、ドラッカーについて、本格的に勉強しないといけませんね。私も山岡さんに続いて『究極のドラッカー』を購入することにします。
最後に。
まずは、管理職試験合格という一つの目標を達成することができました。これから課長というポストをステップに、さらに次の目標に向かっていきたいと思います。