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新しい気づきと再認識

2013-09-01 21:22:38 | 13期生のブログリレー

こんばんは、西村です。

いよいよ診断実習『診る』スキルのパートになりました。
昨日のヒアリングも非常に先方の代表に、我々の様々な質問に非常に丁寧に対応をしていただけ、恐縮でした。
少しでも先方の役に立つような提案をできることを目標に頑張りたいと思います。
ヒアリングとその後の講義から感じた点をまとめてみました。

■事前情報の解釈とヒアリング情報の差
事前に様々な資料を提供していただき、仮説をいろいろ立ててヒアリングに臨んだつもりでしたが、
 経営者の『生の声』
を聞くと、データではわからない部分が多々あり、
考えていた状況とずいぶん違う点があることを感じました。
ヒアリング前には、先入観を持たず、広くその企業の状況を把握し、
課題を抽出できるような質問を心がけることが重要であると、再認識しました。


■事前準備の重要性
上記では事前準備と違う点があったと書きながらも、やはり事前の準備は重要であると感じました。
今回、充分な事前準備ができたかというと、多少疑問もありますが、事前準備で立てた様々な仮説と
 「どこが違ったか」
ということを認識することで、より理解が深まるように感じました。

今の会社員の仕事でもあまり意味のあるように感じない計画を立てることがありますが、
その計画がないと「想定とどこが間違っていたか」がわからず、後に
「何が良くて、何が悪かったのか?」、「実行できたこととできなかったこと」
などがわからず、次のアクションに繋がらないことがあります。
事前準備や事前計画の重要性を感じました。


■講義で気になった言葉
今回の講義内で、新しい認識につながった点を以下に羅列してみます。

・『”課題”が明確ではないというニーズ』が存在する
私は経営者の方々は大まかでも自社の課題は認識している(どこまで深く認識しているかは別)
ものだと考えやすい傾向にあります。
 『課題を明確にしてあげる』
ということも我々診断士には必要なことであるのだなと思いました。

・傾聴力は『社長に喋らせる』こと
今回の診断実習では経営者の方にかなり多くのことを喋っていただいたと思うので、この点はうまくいったと思います。

『傾聴』という言葉は様々な場面で聞きますが、この言葉から「聴く」ことに焦点が当たりやすいですが、今回の講義で
『社長に喋らせる』
という言葉を聞き、『聴く』ためには『喋ってもらう』必要がある、というよく考えれば至極当たり前なことに気が付きました。

・焦点を合わせる目的の明白化を怠ること
会社でよくやってしまいます(笑)
目的にあまり関係ないこと、本質的でないことを調べすぎ、本当に考えなければならないことや調べる必要があることが
後回しになる、ということがよくあります。
肝に命じたいと思います。

しかし、一方で、一見本質的でないようなことも、調べると意外に想定外の情報が得られたりすることもあるので、
悩ましいところです。


さて、実は私は現在診断士登録の実務補修を2回まで終了しており、今月に3回目を行います。
今回の診断実習で学んだ気づきを生かしてより良い実務補修にしたいと思います。

コメント (2)
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