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実務補修で学んだこと

2013-09-22 19:03:16 | 13期生のブログリレー

西村です。

先週の火曜日9/17に実務補修3回目を修了しまして、晴れて「中小企業診断士」として登録となりました。
今後はこれからの診断士人生、どのように過ごしていこうか、考えて、行動に移していきたいと思います。


実務補修を通して、新たに学んだこと・再認識したことの代表的なことをいくつか挙げてみたいと思います。


・すべての始まりは「経営者のビジョン・あるべき姿の実現」から考える

ある実習のとき、「この企業は売上高と粗利を改善する必要がある」とのチームでの考えて方向性を考えていました。
すると指導教官の先生から、「ちょっと待って」の一言がありました。
先生曰く、
「どんな企業だって、売上高が上がって粗利の向上ができた方がいいに決まっている。
 なぜそれが必要か考えましたか?
 これを考えるときには”経営者のビジョンなどを実現するために必要”という観点がないと、
 それは押し付けの提案になりますよ」
とのことでした。
普段は「あるべき姿を考えるのは重要だよね」とか思っているくせに、いざ提言しようと思ったら、失念してしまう
自分がいました。
これは絶対に忘れてはいけない診断の始まりの考え方であると、反復して認識して身体におぼえこませる必要があると思いました。


・中小企業は「社長が変わらない」
・会社は社長の器以上の企業にならない


中小企業は大企業(特に一部上場企業)と違い、「社長は変わりません」。
上場企業なら業績が悪ければ社長交代があり得ます。
しかし多くの中小企業は業績が悪くても、社長交代になることは少ないです。
そして、社長が変わらない以上、悪い点があれば社長の「考え方」を変えてもらう必要があります。
変わらなければ、その企業は「それまでの企業」ですし、そこを論理性と情熱をもって変えてもらうのが
診断士の仕事の一部にはある、と感じました。

また経営者の器を感じるのは「他人の意見に取り入れるのが速い」、「他人を使いまくる」
といった「他人に対する姿勢」の点にあるのではないか、と思いました。


・中小企業は「強み」を徹底的に利用する
SWOT分析を行うと、弱みと脅威が多くでてくることがありました。
こうなってくると、考えが消極的になってきて、改善案が浮かばないことが多々ありました。
その時も指導教官から、言われたことが印象的でした。

「中小企業は””強み”中心に考えないといけない。弱みを上げだしたら、そもそもの経営資源が乏しい
 中小企業はたくさんありすぎる。
 機会があればそこには大企業が参入し負ける可能性が高い。
 脅威は誰にでも常にある。」

つまり、中小企業は「強み」を活かしていくことが最も重要な戦略になるというものでした。
そこから考えると、考え方の整理がしやすく、提言も考えやすくなりました。
そして、もう一つ、
「どんな中小企業でも、今生き残っているなら、何かしら他社に負けない”強み”は必ずある」
ということも再認識しました。

まだまだたくさんありますが、これら気が付いたことはテキストやPPTにまとめて、絶えず自分の

「考え方の基本」

にしていきたいと思いました。

 

 

コメント (2)
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